初打上げのFalcon Heavy「積荷は私のテスラRoadster」とイーロン・マスクが発言。目標は「火星軌道」
カーステからデヴィッド・ボウイの"Space Odity"を流します
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初の打ち上げがまた延期されたSpaceXのFalcon Heavyロケットですが、イーロン・マスクCEOがその日程を来月(2018年1月)だとツイートしました。なんと打ち上げの目標となるのは火星軌道で、ペイロードはマスクCEO所有の赤いテスラRoadster(初代)とのこと。
12月1日、イーロン・マスクCEOはFalcon Heavyの打ち上げが来月早々になるとツイート、フロリダにあるケネディ宇宙センターの39A発射台からになるとしています。
SpaceXにとってこれまでにない大型ロケット初の打ち上げ試験であるため、最悪の場合は爆発して終了、ということも十分にありえます。ただ、打ち上げそのものがニュースかつ宣伝になることを充分に理解しているイーロン・マスクのこと、大胆にも「目標は火星軌道、ペイロードにはRoadsterを(そのカーステレオからデヴィッド・ボウイのSpace Oddityを流しながら)搭載する」とツイートしました。
Falcon Heavy to launch next month from Apollo 11 pad at the Cape. Will have double thrust of next largest rocket. Guaranteed to be exciting, one way or another.
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年12月2日
Payload will be my midnight cherry Tesla Roadster playing Space Oddity. Destination is Mars orbit. Will be in deep space for a billion years or so if it doesn't blow up on ascent.
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年12月2日
ただし、SpaceXはFalcon 9ロケットのブースターを3本も束ねて制御するのが非常に難しいことを認めています。イーロン・マスクもまた、Falcon Heavyの最初の打ち上げに関してこれまでに幾度か弱気な発言をくり返してきました。打ち上げ予定も2017年夏とされて以降、11月になり、12月になり、そして最終的に2018年1月に延ばされています。
そんな処女飛行にCEO長年の愛車を載せて打ち上げようというのは、もしかすると「結果がどうあれ、パーっとやろうじゃないか」という気持ちの現れかもしれません。マスクCEOは2代目テスラRoadster発表の翌日、「ロケット技術を転用すればRoadsterはもっと速くなる」とツイートしていましたが、それより先に初代Roadsterがロケットに組み込まれることになりました。
Red car for a red planet
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年12月2日