9715872いよいよ師走に入り、「ジングルベル」や「サンタが街にやってくる」をはじめ、松任谷由実や山下達郎のあの曲、そして英のデュオ、ワム!の「ラスト・クリスマス」(1986年)といったさまざまなクリスマスの定番曲を耳にする機会が増える。しかし・・



●ユーミン、達郎、ワム!…クリスマスソング「心に悪影響」と欧米で警告


ところが、クリスマスに向けて気分を盛り上げるはずのこうしたクリスマスソングを過剰に聞くと、気分をうきうきさせるどころか、メンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性があるといった専門家たちの警告が欧米で注目を集めている。

11月6日付英紙インディペンデントや翌7日付の英紙デーリー・メール(いずれも電子版)などによると、女性臨床心理学者のリンダ・ブレア氏は英スカイニュースにこう警告した。

「(買い物客の立場である)われわれは(クリスマスソングを聞くことによって)罠(わな)にはまったと感じるかもしれない-それは、われわれに、(クリスマスの)プレゼントを買い、人々を食事でもてなし、お祝いの会を催さねばならないことを思い出させることになります」

つまり、クリスマスソングが買い物客の立場の人々に対し、さまざまな精神的圧力を与えるというわけだ。

さらに「音楽はわれわれの感情を直撃し、合理的に考えることを回避させる」と指摘したうえで、クリスマスソングが頻繁(ひんぱん)に流れるお店で働いている人々は、仕事に集中するため「(店内では)自分の耳に入ってくるクリスマスソングを、聞こえないようにすることに全力を消費しているに過ぎない」と指摘。


●ワム!「ラスト・クリスマス」



なので、買い物客の立場の人々だけでなく「お店で働き、定期的にクリスマスソングを繰り返し聞いている人々は、そうした曲のせいで、とりわけ精神を消耗する可能性がある」と結論づけた。

ちなみに米精神医学会(APA)によると、こうした理由から、米国では国民の61%がクリスマスシーズンにストレスを抱えているという。

音楽心理学の専門家であるヴィクトリア・ウィリアムズ博士は前述のデーリー・メールに対し、クリスマスソングが脳に及ぼす影響は、最初は興味がなかったり、苦手だったりしたことが、何度も見聞きするうち、次第によい感情が起こるようになる“単純接触効果”であると話した。

ウィリアムズ博士は、クリスマスソングを聴いた最初の数回は、こうした“単純接触効果”によって、聞き手には、クリスマスシーズン(の楽しい思い出など)を思い出し、ホリデー気分に浸れるといった肯定的な感情が起きるという。

●詳細はソース


●恋人がサンタクロース

















●定番の邦楽クリスマスソング。おすすめの名曲や人気曲 2017