世界中を旅しているという海外旅行のプロによる、2018年に訪れるべき10の場所がまとめられていた。新設される施設などもチェックされており、様々な視点からなぜおすすめなのかを教えてくれている。
日本を離れ、世界の異文化や見たこともない自然の風景を肌で実感することは、自身の栄養分となる。多様な価値観の存在を知り、一回り大きく成長させてくれる。
その準備は大変かもしれないが、これらの場所に到着すれば、その苦労がすべて報われるだろう。限りある命だ。死ぬまでにやりたいことリストに海外旅行を加えておくのも悪くない。
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スロベニア
東欧の国スロベニアにそびえるジュリア・アルプス山脈は、ロンリープラネットで行ってみたい場所としてトップ10入りしたばかりだ。
また中世の趣を漂わせる首都リュブリャナはニューヨークタイムズで取り上げられ、ナショナルジオグラフィックでもレガシー賞を受賞している。
また料理も一流だ。地元のシェフ、アナ・ロスさんはペレグリーノから世界最高の女性シェフとして表彰された。
自然が豊かで、夏ならラフティング・ハイキング・ボート・自転車、冬ならスキーなどを楽しめる。料理も絶品、文化的な観光スポットも盛りだくさんだ。
ポルトガル
歴史と現代性、活気ある都市と白い砂浜、新鮮な海の幸と豊富なパン・・・ポルトガルではこれらが待っている。
ヨーロッパでも最高クラスのもてなしを懐に優しいお値段で満喫できるだろう。ついでに人々はとても親切なので、ついついお金を使いすぎないように気をつけねばならない。
絵画のような曲がりくねった石畳の通りには、お店やレストラン、噴水や彫像が並んでおり、そこかしこでポルトガル文化のエッセンスを堪能できる。
お店に立ち寄ってさくらんぼのリキュール「ジンジャ」を味わいながら、ポルトガルの伝統音楽ファドに酔いしれるのもいいだろう。アルガルブにあるホテル「アナンタラ・ヴィラモウラ(Anantara Vilamoura)」なら毎晩素晴らしいファドの演奏が聴ける。ホテルの近くにはビーチのほか、ブドウ園もあるのでポルトガルワインの芳醇な味わいを楽しむのもいい。
アメリカ・デトロイト
自動車産業の凋落による暗黒時代は今や過ぎ去ろうとしている。若い料理人たちの尽力によって、デトロイトは新たにグルメスポットとして変貌を遂げようとしているのだ。
レストラン、醸造所、バーなどが立ち並ぶ町を、美味しいものを求めて新しい路面電車「QLine」で移動する。またリバーフロントでは公園・パビリオン・遊歩道・公共スペースをつなぐ「リバーウォーク」が人気だ(ここでは自転車の貸し出しサービスもある)。
家族連れならリバーフロントにある「DNRアウトドア・アドベンチャー・センター(DNR Outdoor Adventure Center)」は見逃せない。魚釣り、カヤック、スノーモービル、小型飛行機など、ミシガンの大自然の中で素晴らしい体験をすることができる。
「デトロイト動物園(Detroit Zoo)」も忘れてはいけない。2016年にオープンした世界最大のペンギンエリアには120万リットルの冷水が満たされており、入園者は水上と水中の様子をじっくり観察できる。
「ミシガン科学センター(Michigan Science Center)」や「ヘンリー・フォード博物館(Henry Ford Museum)」もオススメだ。
ナミビア
真の野生を感じたいならナミビアだ。地球上で最も人口密度が少ない場所の1つで、どこまでも伸びる地平線と雄大な砂漠、野生動物が集まる驚異のオアシスや古代の文化が見どころだ。
来年、「ホアニブバレーキャンプ(Hoanib Valley Camp)」をはじめとする3つのサファリキャンプがオープンする。
キャンプではライオン、ゾウ、サイ、キリンなどが砂漠で暮らす様子を観察したり、ヒンバ族とヘレロ族との文化体験、あるいはキリンの研究者によるレクチャーを受けたりできる。
なおキャンプの料金はナミビアドルで設定されている。ナミビアドルは、アフリカ南部諸国の多くと違い、USドルではなく南アフリカのランドと連動している。つまり5つ星のツアー内容を2つ星の料金を満喫できるお得な国であるということだ。
関連記事:ナミビアの一度入り込んだら二度と現実に戻れなくなる感が半端ない画像
タイ
今や世界中の旅人から大人気のタイだが、2018年にはさまざまな地域で新しいホテルやリゾートがオープンする予定だ。
同国はグルメ、料理教室、文化体験、美しいビーチ、古代の遺跡や寺院、ゴルフ・スクーバダイビング・ムエタイといったスポーツ体験などを求める旅人にはぴったりの場所である。
ついでながら、バンコクで開催されるゾウに乗ってプレイするポロのチャリティイベントも見逃せない。そして地元の人々はびっくりするくらい親切だ。「微笑みの国」の名は伊達じゃない。
イタリア・マレンマ
本当のイタリアの夏を体験したければマレンマに行くことだ。
トスカーナ地方南西部に広がるマレンマはこれまであまり注目されることがなかったが、2018年は何キロも続く昔のままの海岸線と、それに面した美しいブドウ園が織りなす田園風景や丘の上の町が人々を惹きつけることだろう。
ブルーフラッグの認証を受けている広いビーチには、魅力溢れるレストランと素朴なシーサイドリゾートが並ぶ。
また町に足を運べば、要塞、城、塔といった中世の歴史の中を散策することができる。「ストラーデ・デル・ヴィーノ・エ・デイ・サポーリ(Strade del Vino e dei Sapori)」という3本のワイン街道をドライブするなら、「スーパートスカーナ(SuperTuscan)」「モレッリーノ(Morellino)」「ヴェルメンティーノ(Vermentino)」の3銘柄のワインを堪能しよう。もちろん地元で採れたオリーブオイル、牛肉、チーズ、パスタと一緒にだ。
カリブ海・バルバドス
ターコイズブルーのカリブ海南西に浮かぶ宝石バルバドス。アフリカのジェット気流が流れ込んでいるおかげで、ハリケーンの襲来があってもそれほど大きな危害は受けない。
2017年にカリブ海地域が大型ハリケーンで大きな被害を受けたことあり、一気に注目の観光スポットに躍り出た。天候が安定しないシーズンでも安全なだけでなく、家族向けリゾート、美しいビーチ、各種のアドベンチャーアクティビティといった知る人ぞ知る魅力に溢れている。
2018年、世界遺産でもある首都ブリッジタウンをはじめとする島の文化的観光スポット3ヶ所が改修される予定だ。
ブリッジタウンでは史跡を散策しながら、海賊の酒場を訪れたり、免税店で買い物を楽しんだり、絶品の郷土料理を楽しもう。そうそう、ビーチだって忘れちゃいけない。ここは南の島なのだ!
カナダ・エドモントン
2017年度のカナダ新レストランベスト10で3つのレストランがランクインしている、北部の魅力溢れる都市だ。お皿の上にアートを作り出そうという情熱に満ちた町なのである。さらに新しいホッケー場も革新的で素晴らしい。
2018年には「リバーバレーケーブルカー(River Valley Funicular)」が開通し、町の中心部からリバーバレーまで手軽に行けるようになる。
またカナダ西部で最大の博物館、「王立アルバータ州博物館(Royal Alberta Museum/RAM)」もオープンする。自然史と人類史の双方に関する展示物が見ものだ。
恐竜ファンなら(もちろん一般の人でも)、5月に「王立ティレル博物館(Royal Tyrrell Museum)」で展示される1億1100万年前のアルバータで発見されたノドサウルスの化石も見逃せない。
忘れちゃいけないのは、エドモントンがカナダ最大の都市庭園が広がる場所でもあることだ。ノースサスカチュワン川の両岸に沿って20もの公園が点在しており、冬になればここでオーロラを観察することもできる。
イギリス・ロンドン
王室ファンは注目だ。2018年、ウィリアム王子とキャサリン殿下との間に第3子が生まれる予定で、宮殿周辺がお祭りムード一色に染まるであろうことは間違いない。
イギリス王室について学びながら、ロンドンに表敬訪問するのもオツだろう。衛兵に守られたロンドン塔を訪ね、王家の宝石にため息。優雅なケンジントン宮殿では故ダイアナ妃のファッションセンスを堪能できる展示場で感嘆。
バッキンガム宮殿では衛兵交代式を見物。そして2018年、ウェストミンスター寺院では新しい博物館「クイーンズ・ダイアモンド・ジュビリー・ギャラリー(Queen's Diamond Jubilee Galleries)」がオープンを予定している。
アメリカ・アラスカ州
クルーズファンならアラスカはぜひ訪れるべき場所だ。
巨大な氷河によって形成された「インサイドパッセージ(Inside Passage)」はアラスカの象徴のような地域であるが、アラスカ州観光局によると、2017年にそこを訪れた遊覧船観光客はついに100万人を突破した。この人気は2018年も続くことだろう。
遊覧船は10人程度が乗れる家族向けの船から4000人を運べる巨大豪華客船までさまざまなチョイスがある。
それだけではなく、2018年には、ノルウェージャン・クルーズライン社がアラスカのクルージングに特化した「ノルウェージャン・ブリス号(Norwegian Bliss)」をデビューさせ、またプリンセスクルーズ社から一気に7隻が就航。さらに20年ぶりにウィンドスタークルーズ社がアラスカに帰ってきては、「トレイシーアームフィヨルド(Tracy Arm Fjord)」と「ミスティフィヨルド(Misty Fjord)」のクルージングを開始するという嬉しいニュースまで飛び込んできている。
アラスカ州観光局は、ロサンゼルス、シアトル、サンフランシスコ、シカゴ、ボストンといった各都市からアンカレッジへのフライト料金の一部がこれまでで最も安くなるとも発表している。
追記:画像の間違いを訂正して再送します。
via:10 Places You NEED to Go in 2018, According to Travel Experts - Reader's Digest/ translated by hiroching / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
デトロイトって、治安が悪い方のランキングにいなかったっけ?
2. 匿名処理班
食事の美味しいところが良いなぁ
えっ!ロンドン?
3. 匿名処理班
デトロイトとナミビアの写真がおかしいような
タイが二枚ある
4. 匿名処理班
アイスランド行きたい
5. 匿名処理班
ナミビアの写真がタイのものになってますよ
6. 匿名処理班
パルモさん、ナミビアとタイの写真が一緒だよ!
7. 匿名処理班
全部加工し過ぎで全然よく見えない
8. 匿名処理班
ナミビアとタイの写真同じです
9. 匿名処理班
イギリスはそこら中に見所があってお勧めなんだけど、近年はテロが危ないからね。
10. 匿名処理班
ちょっとルーラ覚えてくる
11. 匿名処理班
スロベニア行ったよ。以前カラパイアで取り上げていて知った洞窟城も行ってきた。自然豊かでごはん美味しいし、中世の街並みも堪能できて治安も比較的良かった。
12. 匿名処理班
タイは安くて美味しいものがあってお手軽で良いところだゾウ
ただしトイレが有料・川が生臭い・タクシーはボッタクリ多いから注意
あとボッタクリお土産売ってる商人を無視すると「ナンデヤネン」って言われるw