画像編集アプリは、そのほとんどが画像の自動調整機能を備えています。しかし、プロの写真家の場合は、多くが自身の推測と経験をもとにした独自の編集手法を駆使しているはず。
Adobeは、手元の写真をより良い見栄えにすべく、専門家によって編集された数万ショットの写真を機械学習したSensei AIをLightroom(CCおよびClassic)、そしてCamera Rawアプリの自動編集機能「Autoモード」として導入しました。
もちろんAIといえど万能ではなく、どんな写真も一発で "これぞ望みどおり!"な写真にはならないはずです。しかし少なくとも初心者にとっては "あとは微調整するだけ" のレベルにまで仕上げてくれるAutoモードは非常に便利な機能のはずです。
なお、AdobeはAutoモード以外にも、デスクトップ版Lightroomに対してトーンカーブ機能やスプリットトーニングといった色合い調整機能を追加。Android版にはNougat以降を対象として、自動的に特定のアプリモードで起動できるApp Shortcuts機能を、さらにiOS版には、エクスポート時の自動テキスト透かし挿入機能やHDRサポートの改善などを用意しそれぞれ利便性を向上させています。