Crew Capsule 2.0は「宇宙で最大サイズの窓」を備えるところが自慢の宇宙船。大きさはおよそ73x110cmもあり、搭乗員が座るシートから見れば、新幹線の車窓のように外の景色が眺められそうです。
Blue Originの目標は、この宇宙船に6名の乗客を乗せ、国際航空連盟の定める高度100kmの"カーマンライン"を超えた宇宙空間へと打ち上げ、そして着陸させる商業宇宙旅行の実現。
初飛行では、この宇宙船をロケットで高度98.2kmまで打ち上げ、そして無事に地上へ着陸させることに成功しました。打ち上げから着陸までを収めた11分間の動画では、打ち上げから大地が下へと遠ざかり、次第に空が暗い宇宙空間へと変化、さらに小さな塵や埃が漂いだす無重力状態の様子が見られます。
そして、実際の宇宙旅行がどのようなものになるかも、この動画を通してみれば、確認することができます。Blue Originは2019年には有人での宇宙飛行を成功させたいとしています。
なお、ジェフ・ベゾスCEOによれば、実際の宇宙旅行では搭乗客がシートから離れ、無重力状態を楽しむ経験ができるだろうとのこと。また、地上の着陸パッド上では、Blue2D2なるロボットの出迎えを受けられるとのこと。