95630241957年2月25日フィラデルフィア州で、ある男が動物に仕掛けた罠の様子を調べに行った時、不思議なダンボール箱を見つけた。人形が入っているように見えたが、近づいてみると箱の中の“それ”は人形ではなく、身長1メートルにも満たないの裸の男の子の死体であった・・



アメリカの超怖い未解決事件「箱の中の男の子」が謎すぎる


実は、その発見者は密猟行為をしていたために迷ったが、数日後に警察に通報した。警察は、この男の子は4~6歳だが年齢の割に小柄で、もともと重度の栄養失調状態であり、身体はひどい打撲傷で覆われていると発表した。

また男の子の髪の毛は、死の直前か直後に急いで刈られたようだということもわかり、遺体には切られた髪の毛がたくさん付着していた。爪はきれいに切りそろえてあり、身体をさらに調べると、より興味深い手掛かりが得られた。

遺体は死ぬ直前、または直後に水に浸かっていたことが判明したのだ。さらに男の子は、慢性的な眼の病気に罹っていた可能性があるうえ、足首と鼠径部には手術を受けたことを示す傷痕もあった。

死因は頭部に強い打撃を受けたことによるものと判断されたが、確かではない(1957年当時の検死技術はそれほど高くなかった)。


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犯行現場に手掛かりは幾つもあった。男の子の死体の入っていた箱はデパートの「JC Penny's」のもので、揺りかごを入れるために使われていた。
箱には製造者番号と、現場から24キロメートル離れた場所にあるJC Penny'sの支店名と住所まではっきり印刷されていた。

箱が置かれていた現場からそれほど離れていない場所には、一風変わった皮ひもが付いた帽子も見つかった。
男の子の指紋を採取し、彼の写真を多数の場所に配布した当局は、すぐに犯人が見つかると考えていた。しかし後に、彼らの初動は間違っていたことが証明されることになる。


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問題の箱は、記された通り支店で販売された12の揺りかごの箱の1つであることが判明したが、購入者たちは現金で支払っていたため記録が保管されていなかった。
購入者のうち8人はニュースを聞いて名乗り出たが、残りの4人は結局、確認にも至らなかった。見つかった帽子も手がかりには結びつかなかった。

同支店はハンナ・ロビンズという女性が個人経営する店舗で、彼女は揺りかごを購入した怪しい男性をはっきりと記憶していたが、彼に関する情報は何も残っていない。
当局は少年と帽子の写真を持ち、地域全体の全ての家を訪ねたが、男の子もこの帽子も見た記憶がある住人はいなかった。


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この事件でも最大の謎は、男の子の身元だった。採取した指紋は病院の記録や広範囲にわたるデータベースを通じて調べられたが、合致するものは1つとして存在しなかった。

また、メディアはこの男の子を「The Boy in the Box(箱の中の男の子)」と呼び、全米中に何十万枚ものチラシを配り、FBIを含め、数え切れないほどの法執行機関が告知したにもかかわらず、男の子が誰であるか知る者は一人として見つからず、家族、友人、医師からの情報もなかった。

事件は完全なコールドケース(未解決)として扱われることになったが、何人かの捜査官や刑事は納得せず、霊能者まで雇ったがそれも徒労に終わった・・

●詳細はソース


THE BOY IN THE BOX - Episode 26 (Creepy unsolved death)