機能性流体の一つである磁性流体(Ferrofluid)は、流体でありながら磁性を帯び、砂鉄のように磁石に吸い寄せられる性質を持つ。
永久磁石など磁場を発生する物を至近距離に置くとスパイク現象が起こるわけだがこれを利用したアートというのはこれまでにも作られてきた(関連記事)。
磁力線の流れに沿って磁性流体から角が生えたような突起がムクムクと形成される様子は摩訶不思議で美しくずっと見ていたくなるんだ。
で、もっと気軽に磁性流体を観察できないだろうか?なんなら机の上にディスプレイできるぐらいの感じにならないの?
って磁性流体ファンもいるかもなんだけどそんな向きに最適な「フェロフロー(Ferroflow)」なる商品が開発されていたみたいだよ。
スポンサードリンク
摩訶不思議な動きを繰り返す磁性流体
Ferroflow2 Automatic Ferrofluid Display
「フェロフロー」はアートと科学を融合させたプロダクトを開発しているMTRデザインのマット・ロビソンさんが手掛けたもの。
磁性流体と磁石を利用したオブジェでいつでもどこでも手軽に摩訶不思議なスパイク現象によるインタラクティブアートを楽しめてしまうんだ。
本体上部をポン!とタッチすると電源がオンになり自動で中の磁性流体が動き出す。
磁性流体が動く速度を調整したり、付属の磁石を使って流れを変えることも可能。
ハンドメイドで作られた美しいオブジェ
見た目はめちゃめちゃサイエンスな雰囲気だが意外にもハンドメイドで作られているそうだ。
アルミニウム製のプレートや研究所で用いられるレベルのガラスなどを使用しており材料にもこだわっているとのこと。
磁性流体の色をブルー、レッド、ゴールド、ブラックから選べ、価格はブラックのみ約2万7000円、それ以外は約3万円となっている。
トゲのある植物のようなハリネズミのような不思議な形の磁性流体が動き続けてもう夢中。デスクワークの合間に眺めたらちょっとストレス解消になるかもだね。
購入はこちらから!
姉妹品として磁性流体がらせん状に渦巻く「ライズ(RIZE)」も販売されているようだ。
RIZE spinning ferrofluid sculpture
via:YouTube / Wikipedia / Ferroflow / MTR designs / Laughing squidなど / translated by usagi / edited by parumo
あわせて読みたい
内に秘めたるコスモを燃やしたい人の為の、天然石で作られた太陽系の惑星オブジェ「デスクスペース」が販売決定
ここまで跳ねてきちゃったんかい!勢いあまってビルの壁に突き刺さった鮭のオブジェ
プラスティックのスプーン・フォークなどを利用して作ったオブジェ
円筒状に配置したオブジェを回転させフラッシュ撮影したゾーエトロープ風アニメーション
武器で作った置物・オブジェ・教会
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
いいね!しよう
カラパイアの最新記事をお届けします
「グッズ・商品」カテゴリの最新記事
「サブカル・アート」カテゴリの最新記事
この記事をシェア :
人気記事
最新週間ランキング
1位 2342 points | 神に放棄されし建物。ヨーロッパの廃墟となった教会や礼拝堂 | |
2位 2079 points | フランスでも官邸に猫2匹をネズミ捕獲長として正式雇用。その他猫が公職についている国家 | |
3位 2066 points | 銃弾が当たった瞬間、ダイヤモンドより硬くなる。驚異の素材「グラフェン」を2枚重ねた「ジアメン」で高い防弾効果 | |
4位 1085 points | 猫だってうつ病になる。うつ状態の猫が示す6つの兆候とその対処法 | |
5位 1050 points | ロボットが人間に近づく過程で起きる「不気味の谷」現象。いったいなぜ起きるのか?子供たちも起きるのか? |
スポンサードリンク
コメント
1. 匿名処理班
キモカワイイな
2. 匿名処理班
この前100均でこれの実験キット見つけた
3. 匿名処理班
ぱっと見でクッパ甲羅思い出した
4. 匿名処理班
鼻の形のシリコンを絞ると
ラードが出てくるニュル絞り器も
商品化おねがいします。
5. 匿名処理班
近所の科学館みたいなところに砂鉄で遊べる似たようなものがあった
もぞもぞしてて毛虫のようだった
6. 匿名処理班
魅入ってしまった
将来的にボタン一つで色んな動きするのが発売されるといいな
7. 匿名処理班
オシャレなごはんですよ
8. 匿名処理班
これは試してみたい。
使い捨てカイロと
サラダ油と
ネオジム磁石で
できるかなー?
できないかなー?