社説[北朝鮮危機と改憲]不安あおるのは危険だ
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「新年の辞」で米国を威嚇した。米本土全域が核攻撃の圏内にあると主張し、核弾頭と弾道ミサイルを量産し実戦配備に拍車を駆けるよう指示した。
「私の核のボタンの方がずっと大きく強力で、しかも作動する!」
トランプ米大統領はツイッターで反応した。
核使用に絡む威嚇の応酬は常軌を逸している。まるで子どもがおもちゃを自慢するような口ぶりである。核を巡る不確実性は高まっているとみるべきだろう。
気になるのは唯一の戦争被爆国である日本の安倍晋三首相の対応だ。
「必要なのは対話のための対話ではなく、圧力を最大限に高めること」だとトランプ氏を一貫して支持しているからである。
国連で昨年、核兵器禁止条約が圧倒的多数で採択された。条約は核兵器の使用や開発、実験、製造、保有のみならず「使用をちらつかせる脅し」も禁じている。
にもかかわらず、政府は核兵器廃絶を求めながら核兵器禁止条約に参加せず、米国の「核の傘」への依存度を強めている。
政府は「核の傘」維持と日米同盟の強化、防衛力増強を鮮明に打ち出しているが、いずれも核兵器廃絶・非核三原則・専守防衛という安全保障の基本政策に抵触しかねない内容をはらんでいる。
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北朝鮮の脅威を強調することで国民の不安を高め、防衛力増強と日米同盟強化を図るというのが安倍氏の狙いではないのか。その先にあるのは改憲である。
(以下略)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/191789
日本はアメリカ・ロシア・中国という核を持った大国に囲まれている地勢だから、
どっか一つと手を組まないと絶対に安定しない。
消去法で考えてもアメリカ以外に手を組むのは考えられない。
それらを全て敵にまわした結果が太平洋戦争だって分からんのかねぇ。