ポケモンGOの新企画『コミュニティ・デイ』は毎月一回、短時間だけ特別なポケモンが多く出現するイベント。開催は事前に予告されるため、地域のプレーヤーたちが『新しいお友達に出会ったり、普段活動されている地域のコミュニティをより強く感じられるような機会』になることを狙った企画です。
オンラインのゲームでも、一緒に遊ぶ仲間やシステム上の『フレンド』を作らせて、人的なつながりからサービスのへのエンゲージメントを強化するのは定番の手法。そもそもポケモンは初代から内容の違う赤・緑を同時に発売し、プレーヤー間のリアルな関係を促す仕掛けでした。
しかし今回発表された『コミュニティ・デイ』は、一定時間の特別なポケモン出現と各種ブーストのみ。地域のプレーヤーグループで協力しないと手に入らないコンテンツを用意することでソーシャル要素を強く誘導するようなデザインにはなっていないため、単に一人で黙々とピカチュウを集めても何かを逃すわけではありません。
ポケモンGOでは、今後も毎月一回このコミュニティ・デイを実施する予定。
従来のポケモンGOイベントは世界で同時に始まり終わることが通例で、地域の時差によっては夜中だったり早朝だったりすることもありましたが、コミュニティ・デイはリージョンごとに、どこでも休日の午後など集まりやすい時間帯に設定されています。
週末とはいえ一日のみ、3時間のみでは、ちょうど勤務中などで身動きがとれず涙を呑む人も発生してしまいそうですが、特に優良個体の厳選まで欲を出さないかぎり、やることはピカチュウを一匹捕まえるのみ。揃わない限定ポケモンを求めて時間間際まで青い顔で彷徨ったりするハードな企画でないのが救いです。