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絶妙に一発変換できない「ファミコンタイトル」選手権 ~みんなどうやって出してるの?~
 

絶妙に一発変換できない「ファミコンタイトル」選手権 ~みんなどうやって出してるの?~


 一発変換できないタイトルなんて、ぶっちゃけたくさんあると思う。でも、30年間ファミコン活動してると「みんな、どうやって出してるんだろうなあ」っていう絶妙に変換できないファミコンタイトルに出会うことが多々あるんだよね。


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 最近は、日本語入力ソフトも学習型が主流になってきて、環境によってはかなり賢くなってるみたいだけど、それでも変換できないやつは変換できないからね。そこで今回は、僕が「これは」と思った一発変換できないファミコンタイトルを10本+α紹介していくよ。

 さっそく行ってみよう!

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No.1

『北海道連続殺人 オホーツクに消ゆ』



 出た。「オホーツクに木湯」とか「オホーツクに気湯」になっちゃうので、いったん「オホーツクに消える」って書いてから「える」を消して「ゆ」を足すやつね(笑)
 このゲームのすごいところはもう「消ゆ」だけでググっても、半分以上「オホーツクに消ゆ」の関連ページが出てくるところだ。さすが堀井先生だよね。またこういうアドベンチャーゲームつくってくれないかなあ(笑)




No.2

『双截龍(ダブルドラゴン)』

 

 中国語なのか当て字なのかよくわからないが、ブルースリーの截拳道(ジークンドウ)の影響を受けている可能性は高い。なんといっても「截」があまり見慣れない文字で、そもそもなんて読むのか分からないよね。したがって変換できないという以前に、漢字が出せない(笑)
 本当は「せつ」と読むらしいんだけど、裁判の「裁」の字と似てるから「そうさいりゅう」って打っても「総裁流」になっちゃうし、いざ「そうせつりゅう」で変換しても「総説流」とか「創設流」になって結局、あきらめて「ダブルドラゴン」と片仮名で書くか、ググってコピペするしかないのだ。




No.3

『奇々怪界 怒涛編』



 「奇々怪々」とか「奇奇怪怪」になっちゃうので、いったん「奇々怪々」って書いてから最後の「々」を書き換えるんだけど、「界」も「界」でライバルひしめく「かい読み漢字」グループの中からぜんぜん出てきてくれず、結局「世界」って打って「世」を消し「界」だけにしてから「奇々怪」のうしろにくっつけてるよね(笑)
 ちなみに副題の「怒涛編」も僕のPCだと「土と右辺」になっちゃうよ!




No.4

『悪魔城ドラキュラ』



 今回の企画アイデアのきっかけとなったタイトル。必ず「悪魔上」ってなっちゃうので「悪魔」って打ってから「しろ」を「城」に変換して「ドラキュラ」って書く。「じょう」だとライバル多いからさ。僕は人生でこの手続きを何回してるだろうか(笑)
 ちなみに「悪魔上」でググるとも「もしかして"悪魔城"」って先生に聞かれるよ。みんな苦労してるのかな(笑)




No.5

『東方見文録』



 「東方見聞録」になっちゃうので、いったん「聞」を「文」するやつ。元ネタはいわずと知れたマルコ・ポーロの「東方見聞録」だよね。微妙に一字違うパターンなのは前述の『奇々怪界』と同じなんだけど、こちらは途中の「聞」が違うので、「見」と「録」のあいだの「聞」だけハイライトして「文」に書き換えないといけないという繊細な作業を要求されるの(笑)



 ちなみに、まったく同じ問題がタイトー後期の傑作アクション『聖鈴伝説リックル』にも言えるんだよね。そこ「鈴」かい!みたいな……




No.6

『アイドル八犬伝』



 ファミコン屈指の美少女ゲー『アイドル八犬伝』は「アイドル発見伝」になりがちだったが、最近、そうでもないので微妙なエントリー。元ネタの「南総里見八犬伝」がしっかり一発変換できるようになったからね。
 それにともなってSNKの『里見発見伝』と東映アニメーションの『新・里美発見伝』が一発で……出てねえじゃん!(笑)




No.7

 『ジキール博士の彷魔が刻』



 『彷魔が刻(ほうまがとき)』なんてマイナーゲー、そう、変換する機会なんてないだろと思われがちだが、僕みたいなクソゲー愛好家にはしょっちゅう変換の機会があるソフトだ。とにかく「ほうまがとき」が「法魔が説き」とか「法魔がトキ」とかになってしまって目も当てられない。僕の場合は、まず「彷徨う(さまよう)」って書いて「悪魔」って書いて要らない字を消して「彷魔」にしてるよ。刻はいさぎよく「こく」で変換。



 「とき」つながりでついでに言及しておくと『時空(とき)の旅人』のほうも最初から「じくうのたびびと」って打っちゃう(笑)




No.8

 『飛龍の拳』



 意外かもしれないけど、「けん=拳」って我々ファミコン世代が思ってるほど市民権を得てないからね。僕のパソコンだと「日流の件」になっちゃうし。
 さすがに「北斗の拳」クラスになると、日本語入力ソフトによっては、最後の「けん」は「拳」だなってわかってくれるようだけど、僕はいまだに「こぶし」って打ってから「拳」に変換してるよ。たぶんクセになっちゃってるんだろうね(笑)

 ジャンプ作品といえば「キン肉マン」なんかもずいぶん悩まされた。



 いまだに毎日、車の中で超人大全集のCDを聴きまくってるくらいのガチなファンだからね。なんならカセットテープの時代から聞いてるし。人生で「きん」→カタカナ変換+「にく」→漢字変換+「まん」→カタカナ変換の作業を、何度やったことか(笑)


 ※オロチが愛聴するキン肉マン超人大全集。好きな曲はサンシャインとペンタゴン。ちなみにカラオケにも普通に入ってるからね。ただしJoySound一択だ。

 漫画つながりでいえば、ファミコンにも出てる『伝染るんです』も何気に「写るんです」になっちゃうね。




No.9

 『絵描衛門 (デザエモン) 』



 そもそもの話していい?

 そもそも当て字じゃんか。『魂斗羅』とか『沙羅曼蛇』はメジャーだから環境によっては一発で出てくることもあるけどさ、これは無理。さらに言うとこいつの場合、陶磁器の上絵付で知られる柿右衛門(かきえもん)の影響で「描絵衛門」って書いちゃうんだよね。個人的な“そっちじゃない感”がはんぱないよ(笑)




 あと『飛ingヒーロー』とか『聖飢魔II』ね(笑)
 だいたい「II」で「つ」ってなんやねん。さらに細かいこと言えば「II」を書くとき、僕は大文字の「I(あい)」をふたつ打つようにしているよ。環境依存文字「Ⅱ」ってなんとなく座りが悪いじゃない。ヤフオクの検索も大文字の「I」を数と認識してくれるようになって久しいし……




 あと『極楽遊戯(げーむてんごく)』とか『19(ぬいーぜん)』とか、読みがおかしいやつは最初から本来のよみで書いてる。『シルヴィアーナ 愛いっぱいの冒険者(りとるえんじぇる)』とかね。だって逆に「りとるえんじぇる」って打って「冒険者」って出てきたら怖いもん(笑)





No.10

 『遊メイズ』と『きね子』

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