9750782田園調布署などによると、智成容疑者は多可三さんと母親(50)、高校生の弟(17)の4人暮らし。酒に酔って帰宅した多可三さんが弟に説教を始めたところ、智成容疑者は多可三さんに「やめないなら刺すぞ」などと発言。果物ナイフで腹部を1回刺したという・・



「有名漫才師」の孫が容疑者、息子が被害者――数奇な家庭


殺された多可三さんは、自分の妻や2人の息子に暴力を振るっていたとの報道もある。積もりに積もった智成容疑者の鬱憤が、些細なきっかけから爆発した可能性も考えられるが、被害者の多可三さんとはどのような人物だったのだろうか。

まず職業だが、不動産管理業の会社を経営していたことが分かっている。この多可三さんの父親は、人気の高かった漫才コンビ「コロムビア・トップ・ライト」の故・ライト(本名・鳥屋二郎)さん(1927~2010)だ。


●話題となっている 慶大生による父親刺殺事件





東京を代表する漫才コンビ。しかも相方の故・トップ(本名・下村泰)さん(1922~2004)は、70年代から90年代にかけて参議員議員だった。

そんなライトさんが大倉高商(現・東京経済大学)を中退していたという事実は、それほど知られていない。戦前の教育環境を考えれば高学歴だと言える。

息子である多可三さんが慶応塾高から慶大法学部。ライトさんから見れば「上の孫」の智成容疑者は中学から慶応付属校に通い、慶大経済学部に入学。「下の孫」の弟も慶応義塾高に進んだという。


●コロムビア・トップ・ライト



ライトさんから一貫して、鳥屋家は成績が優秀だった。息子と孫が揃って慶応というのは相当なものだ。多可三さんも晴れがましかったに違いない。だが、多可三さんの友人は、「暴力的な同級生」という印象が強いと明かす。

「私が知る高校時代の多可三くんは、端的に言えば乱暴な男でした。同級生の頭をヘッドロックしたり、あちこちでケンカをしていたという記憶があります。
自分の父親が漫才師だったことに強烈なコンプレックスがあったようで、コロムビア・ライトさんのことをからかわれると、見境なく暴力を振るっていました」・・

●詳細はソース












●口論後に自室からナイフ