アップル関連情報サイトAppleInsiderが伝えたKGI証券の予測によると、は2018年第1四半期に約1800万台のiPhone Xが出荷されるものの、中国ではiPhone Xが各種センサーを内蔵するノッチ部のせいでiPhone 8 Plusよりも画面が小さいと思われてしまっていると分析しています。
また、2018年秋には3タイプの新型iPhoneが登場し、現行のiPhone Xは生産終了になるとしています。近年のアップルは幅広い価格帯のiPhoneを用意するために、前年モデルの仕様や価格を下げて生産・販売を継続するのが通例になっています。もしこの予測が当たるならば、最近としてはめずらしいことかもしれません。
ただKGI証券は、(生産終了が)iPhone Xの方向性を否定するのではなく、新モデルとしてノッチのデザインを改めた「iPhone X Plus」とでも言うべきモデルが登場するだろうとしました。
中国のスマートフォン市場では、最先端のiPhone Xよりも、むしろ前モデルのiPhone 7/7Plusが健闘しているとの統計もあります。特にiPhone 7 Plusは2番目に人気のある機種としてシェア2.8%を獲得しており、5位のiPhone7(2.4%)と合わせれば全体の5%を占めています。
斬新なデザインであるノッチを愛そうとするユーザー努力もいろいろと尽くされて(?)いますが、少なくとも中国では「画面が狭い(印象を与える)」との意見が勢いを増していると言えそうです。2019年モデルでは面積が小さくなる可能性も別方面から示唆されており、いずれは芸能人発掘番組のように「あのノッチはいま」などと振り返られるようになるかもしれません。