97515922013年に無形文化財に登録されて以来、留まることを知らない世界の和食ブーム。しかし一方で、食卓の危機を著したのが、現代の一般家庭の食卓を写真に記録した『残念和食にもワケがある-写真で見るニッポンの食卓の今-』(中央公論新社)が話題を呼んでいる・・



白いご飯が食べられない…「残念な和食」で育った子どもの実態


その中には、「白いご飯は味がないから嫌だ、と子供が食べないから出さない」「ラーメン以外はすべてスプーンで食べる。お子様プレートは盛りやすく片付けやすいから大人もよく使う」「ピザと刺身を組み合わせる日もある」などなど…。

そんな状況を打開するべく、 最近は料理に苦手意識を持つ人たちのために、すでにカットしたり下処理された食材と調味料がセットになった“料理キット”が登場し、人気を博している。『Kit Oisx』を販売するオイシックスでは利用者が190万人を突破。生協が展開する宅配パルシステムも『パルシステムお料理セット』を販売し、1週間に7万点を売り上げたこともある。


●「残念和食にもワケがある」


“残念和食”で育ったためか、白いご飯が食べられない子供が増えてきたという。大阪府で中学校教師をしている男性がこう嘆く。

「白いご飯は給食でしか食べない生徒がいて、『よく噛んで食べなさい』と言うと『米粒が小さすぎて噛み方がわからない』と困惑するんです。別の親からは『うちの子は白米の味が好きじゃないから、ふりかけか、せめて塩を持参させてほしい』と言われて驚きましたね。年明けの授業でおせちの話をしたのですが、クラスの3分の1がおせち料理を食べたことがないという状況でした。大人の責任ですよね…」

ちなみにある学校で「好きな食べ物」のアンケートをとったところ、トップ3は「ラーメン、焼肉、キムチ」。もはや和食メニューは1つもない・・

●詳細はソース


●食育編−(5)お食事マナー











●子ども達の食生活の改善