9753932篠崎洋一郎社長らが26日夜、横浜市内で記者会見し、「一生に一度の成人式を台なしにし、取り返しのつかないことをした」と謝罪した。同社は横浜地裁に破産を申請し、26日付で破産手続き開始決定を受けた。



「はれのひ」破産手続き開始決定 篠崎社長が記者会見


同席した弁護士によると、債権者は約1600人で、うち約1300人が新成人らとみられる。負債総額は10億円以上になる見通し。

会見で篠崎社長は、数年前からの店舗の拡大などで資金繰りが苦しくなったと説明。経営の行き詰まりを感じ始めていた時期を「昨年4月ごろ」とした。
昨年12月中旬まで注文を受けていたといい、成人式に向けて「業者や金融機関とぎりぎりまで交渉していた」と述べた。消費者をだましたのでは、との問いには「そういうつもりはなかった」と話した。


●話題となっていた 「はれのひ」騒動





現時点では振り袖約1200着が保管されているといい、今後、返還を進めるという。

一方、破産管財人に選任された増田尚(ひさし)弁護士は朝日新聞の取材に「会社の財産は多く見積もっても300万円ほど」と明らかにした上で、「今あるレンタル用の着物は資産価値は低く、被害者への配当は、ほとんどできない可能性がある」と語った。


●“雲隠れ” はれのひ社長会見 着物は必ず返す様にいたします



















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