このような処理は、Googleが昨年発表した
ARCoreが得意とするところですが、ARCoreは、Pixel 2やGalaxy Note8/S8などごく一部の機種でしか利用できません。
このため、Motion StillsのARモードでは、「Instant Motion Tracking」という別の技術が使われています。
しくみは、まず画面をタップした際に、加速度センサーを用いて画面内の水平を認識。ARオブジェクトを水平に配置します。その後、端末の動きを計測できるジャイロスコープを利用し、オブジェクトのサイズや向きなどを適切に変更していきます。
一度に配置できるオブジェクトが1つだけといった制限こそあるものの、ジャイロスコープを搭載するほとんどAndroid端末で使えるのがARCoreに比べて優れた点と言えるでしょう。もちろん、ARモードで撮影した動画はGIFやMP4に書き出してSNSなどでシェアしたりもできます。
機能的にはARCoreに遠く及ばないものの、手軽にARを利用できるという点では今後の展開に期待したい技術です。