172 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:03/04/21 05:52 ID:7yETHetX
10年以上前、俺が喘息で苦しんでいた学生時代のこと。

自宅で発作に襲われ、運悪く薬を切らしていたので病院に行くことに。
通常なら病院まで自転車で2分くらいなので、発作による呼吸困難をこらえて
こぎ出したのだけど、もうちょっとで病院が見えるというところまできて、
息が詰まって動けなくなってしまった。酸素不足で、頭のなかはもう真っ白。
死ぬかもしれない。でも、死んだほうが楽、ってくらいの苦しみ。

そこへ通りがかった30歳前後の男性が、俺の様子をみてただなぬ気配を
感じたらしく、声をかけてくれた。俺が息もたえだえに病院の名を告げると
男性はなんと背中を貸してくれた。
俺をおぶって病院まで運んでくれた男性は、すぐに引き返すと、
今度は停めてあった俺の自転車を病院まで届けてくれた。

あの時、息が苦しくてうまくお礼が言えなかったけど、涙がでるほど嬉しかった。大げさだけど、神をみたようなきがした。
ずっと忘れていたんだけど、このスレをみて記憶が甦った。
似たような状況に遭遇したとして、自分に同じことができるだろうか。
いや、やらなくちゃって思う。


長文スマソ