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こちらはコメントにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2018年02月11日 14:09
■体験談

父方の親族に物凄く強欲なジジイがいた。親族の誰かが亡くなると押しかけて行って(勿論香典無し)「遺産寄越せ!」と煩かったそうだ。権利有る無しなんて関係なし。ジジイのトンデモ理論に丸め込まれたり、あまりのしつこさに根負けしたりして金を渡してしまう親族も多かったらしい。
そのジジイは既に鬼籍だが、そいつの息子達もジジイの教育のせいで皆強欲。ジジイと同じように遺産集りにせいを出していた。

しかし近年親族が皆代替わりしてそいつ等とは血縁関係が薄くなった上にネットの普及で皆法律に詳しくなり、昔みたいに謎理論でゴリ押し~という手が使えなくなった。それでそいつ等は今度は「形見」と言う方向にシフトチェンジした。






基地共は葬式に手ぶらでやって来て「故人には昔可愛がってもらった」「世話してやった」とか言って「形見を寄越せ」と抜かす。それが事実なんて到底思えないが、それが真っ赤な嘘だと言う証拠は示せない。本人はもう証言出来ないし。その上父方親族は気弱な人が多かった為、結局根負けして基地達に何かしらふんだくられる…という事が多発。

この前伯母(父姉)が亡くなったのだが、やはり基地共が押し寄せて「形見寄越せ!」の大合唱。
喪主(私従兄)が「それはちょっと…」とか「え…」とかずっと煮え切らない態度で基地共に対応してた。それで段々イライラして来た基地共は遂に実力行使。叔母の家の物を家探しして骨董品の類をあらかた持ち去る。その間も従兄は「それはダメ…」「困る…」とオロオロ。我々は基地共の勢いに飲まれて呆然と立ち尽くす。彼等が立ち去った後の家の中はイナゴの大群の襲撃を受けた畑の様にほぼスッカラカン。その場に崩れ落ち肩を震わせる従兄…。

基地共の姿が完全に見えなくなった所で従兄が立ち上がり「あー苦しかった!」笑いを堪えるのに大変だっだそうだ。我々も「話には聞いていたけど凄いねー!」そして全員大爆笑。

基地共が持ち去ったのは、その昔伯父が買い集めた骨董品と言う名の粗大ゴミ。

伯父は鑑識眼も無い癖に骨董集めにハマり、悪徳古物商のいいカモにされて二足三文にもならないガラクタを大量に買わされた。その他にもいろいろとあって伯母は伯父と離婚、元が付いた伯父を家から身一つで追い出さした。
その後伯母がこれらのガラクタを処分しようとしたが、殆どが粗大ゴミ扱い。その処分には莫大な処理費用が掛かる事が分かった。
伯母と従兄はこれをどうしたものかとずっと悩んでいたのだが、ある時伯母がひらめいた。「ワタシの葬式の時に、あのバカ達に押し付けよう!」

それで従兄はわざと基地共をイラつかせて(こうなるとあいつ等は家探しモードに入るんだそうだ)従兄は「それは価値があるからダメ」と思わせる演技をして、基地共が粗大ゴミだけを持って行くように誘導した(勿論盗られては困るものは全て別な所に避難済)。生前の伯母はこの時の為に従兄に何度も稽古を付けてたそうだ。貴女は舞台監督だったんですか?おば様。息子さんはいい演技してましたよ。

従兄によるとまだ基地共は伯母の家に抗議には来てないらしい。まあ行ったってもう家は無いんだけど(葬式後すぐに取り壊した)



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