サムスンでのリー氏は、Samsung PayやKnoxセキュリティプラットフォームの開発で重要な役割を担い、最近では音声AIアシスタントBixByの開発を主導するなど、ハードウェア色が濃い会社の中で話題あるソフトウェアづくりに携わってきました。
リー氏本人によると、Googleにおける新たな仕事として、クラウドサービスのトップに立つダイアン・グリーン氏の下で家庭/ビジネス両方のIoTブロジェクトに携わるだろうとのこと。ただ、具体的にどんな製品を扱うのかは明らかにしていません。
一方、CTOが抜けてしまったサムスンモバイルの方はと言うと、、すでにSamsung PayやKnoxサービスは軌道に乗っており、BixBy 2.0も2018年内のリリースに向けてスマートスピーカーはもとよりTVや冷蔵庫にまで搭載されて登場する予定とのこと。実際のところの影響はそれほどではないかもしれません。
しかし、これからサムスンモバイルで開発される新しいソフトウェアやサービスが、リー氏時代のような輝きを持ったものになるかは、蓋を開けてみるまではなんとも言えません。