9772781優勝候補の日本は、高木美帆(23)、高木菜那(25)、佐藤綾乃(21)が出場した決勝で2分53秒89の五輪新記録でオランダを破り、念願の金メダルを獲得した。オランダとは1秒59差だった。同種目では10年バンクーバー五輪銀以来、2大会ぶりのメダルとなった。



女子団体追い抜き、日本が金


今季W杯で世界新3連発をたたき出した強さを存分に発揮した。

カナダと対戦した準決勝は、1回戦(19日)の佐藤に代わって菊池彩花(30)=富士急=が出場し、2分58秒94で圧倒。
日本代表・湯田淳監督は連戦の疲労を考慮し「どういうメンバーで臨むかが1つのポイント」と話していた通りの巧みな起用術。選手層の厚さも見せつけた。




エースの高木美は1500メートル2位、1000メートル3位に続き、日本の冬季五輪初となる金銀銅のメダルを完全制覇。姉・菜那とのきょうだい金メダルは、夏冬通じて日本初の快挙だ。

今大会の日本勢のメダルは11個となり、1998年長野五輪を上回って冬季大会最多となった。