『はじめの一歩』管理人の感想！最新話の内容（ネタバレ）を含みますので、読む場合は自己責任でお願いします。

『はじめの一歩』第1212話「プロ」…キャットファイト勃発か！？

……………緊張しちまうよこれェ！

かつて、これほどまでに「はじめの一歩」で緊張したことあるだろうか…鷹村の網膜剥離疑惑のとき、鷹村がクマと戦ったとき、PS2版ゲームでクマ全然倒せなかったとき、そして小島戦で一歩が覚醒するんじゃないかと思ったとき…

緊張走る展開は数あれど、この緊張のタイプは初めてだ。そしてここの管理人が最も恐れている緊張でもある…そう、女同士のバトルだ。

事の発端は、第1211話になる。月刊ボクシングファンで働く女性記者・飯村真理さんが、一歩引退の真意を本人に聞こうと思って突撃取材を敢行！そのタイミングが、久美さんとのデートというわけだ。

いい感じのデートの中、突然登場したメガネ美人記者。もし一歩がフリーだったら大喜びするだろう。自分も大喜びする。だがこれはデート中だ。真理さんと久美ちゃんが、相対することになる。真理さん、好きだからこういう展開にはなってほしくなかった…だけど、一歩がデートしてると分かったら、別日に取材をお願いして、今回は退散してくれれば…

正直、真理さん完全に久美さんに対して挑発してませんか…？久美ちゃん、デートの邪魔されたと思ってボクシングの話はやめてと言ったことで、それで記者魂に火がついてしまったのか…それとも一歩のこと好きでデートしてるの見て嫉妬してしまったのか、そもそも久美ちゃんのこと好きじゃないからイライラさせたろうと思ったのか…。

真理さん「ずいぶんムキになるのね　デートの邪魔はしないから」
久美ちゃん「そういうコトではないです」
真理さん「あら？じゃあどういうコト？」
久美ちゃん「わかりませんか！？」

挑発しすぎだって！わずか1コマで感じる、一歩を巡る戦い…恐ろしすぎる…恐ろしすぎる…だがなんだろう、こんな展開になって、こう…どこか…体が火照ってきて…なんかいろいろ…やばい…。

もしかして、自分はこういう展開を求めているのか！？一歩では、そんなに頻繁にはないけども…まあ2～3年に1回くらいありそうな頻度。その中でも過去最高レベルに達しそうなキャットファイトに、心も○○○○○も、反応しちまう…！久美ちゃんと真理さんに出されちまう！

久美ちゃんの想い…

久美ちゃん、一歩がボクシングを忘れようとしているのに、思い出させないで！と言う。

真理さん、無理に忘れるモノじゃない・誇るべきよ！と言う。

前回までは、真理さんちょっと過剰取材じゃないか…って思ったんですけど、この2人の意見を聞くと、どちらも一歩の気持ちではないので、否定するなら一歩に聞くべきだ。で、当の本人は…

ぽっかーんしすぎてないか！？今、すごいピリピリした空気が流れているはずなのに、まるでその緊張感を感じていない。ある意味それが一歩の強みともとれるが、この場で言わせてもらうと…「一歩ちゃんと気づけよこの緊張感！」

2人の戦いの行方は…

緊張感走る2人の女性のバトル。だけどここで久美ちゃんが…一歩の面倒看る覚悟はしているけど、兄がいる…だから一歩がここで引退してくれるんだから、それで喜んでもいいじゃない！って。うん、なんか言葉に強みがある。

その言葉を聞いた真理さんも、さすがにこれ以上は追求しようとはしない。「ゴメンねクミちゃん　アナタのコト好きよ」とちょっと挑発気味た感じが自分はしたのだけれど、とりあえずは2人の一歩を巡る戦いはここで終わり…ってここで一歩が真理さんの質問をぶり返してきたァ！

これが一歩だ！

面倒看る覚悟があるって、ほぼ告白したようなもの。それなのに気づかないなんて、一歩どうして…。そして一歩は「伝わらないんだろうなあボクの気持ち　クミさん鈍感そうだからなあ」と思う。鈍感なのはお前だろがァ！あとどっちも度胸なさすぎ。

もっとライトに考えろよ！「付き合っちゃお」「オッケー♪」くらいの軽い気持ちで告白しろよ！ホント…100巻超えの漫画でこんなに恋愛展開進まないなんて、一体どういうことだよ…。両津○吉のほうがよっぽどデートしてる気がするぞ！ゴルゴさんなんて何発発射したか分からねェ！バキだって、格闘バカだけどちゃんとSAGAって成長したぞ！それなのに一歩は…。

ま、まあ二人とも、「このままでいい」って思っちゃってるから、まあいいのか…。

そして一歩、久美ちゃんとともに家へ…

もはや親にも認められている久美ちゃん。デート後はそのまま家へ帰って、一歩のお母様とともに食事をする流れに。もうこれ兄という障害さえ解決できれば速射結婚できるで！という感じ。だが、そんなときに女子高生・菜々子ちゃんが久しぶりの登場で一歩に抱きつき登場！

菜々子ちゃん…女子高生という若さと板垣兄のようなスピーディーな積極的行動が魅力的。しかし久美ちゃんに勝つには非常に難易度が高い。でも菜々子ちゃん、一歩の活躍を知ってから興味を持ったんじゃなかったっけ？だから名声あっての好意も、なきにしもあらずでは…。でも、引退しててもまだまだアピールは欠かさない。

もしかしたら「有名選手だから引退しても内○○助さんみたいにテレビ出演とか講演会で稼げるかも」とか思ってるかもしれない。そして正直そこまで考えるようになった自分はホントに汚れたなぁって思った。ダメだ…もっと純粋だったころの自分はどこに行ってしまったんだ…。

…と、そんなわけで菜々子ちゃんは一歩についていくことを宣言。そしてこれからやりたいことを一歩に聞く。そうしたら…「人の役に立ちたい」と一歩は言う。そしてその言葉を聞いた久美ちゃんは大喜び！一方質問した菜々子ちゃんは「世界王者になってほしかったなあ」…。

一歩と久美ちゃんは、もうボクシングではない第2の人生に向けて突き進もうとしている。だけど周囲は…周囲はまだ期待してるんだよなあ。分かる、分かるよその気持ち。真理さんがあそこまで加熱取材したのも、その期待あってのことだと思う。だけど、だけどパンチドランカーだもんなあ。こればかりはどうしようもないって。

これから一歩はどうなる？

いやこれ復帰しそうな流れになってる気がしてならないんだけどいいのか！？いや、復帰してくれるならうれしいけども、うれしいけどもダメでしょ…。

あと、一歩の活躍よりもぶっちゃけ千堂など同世代の活躍が見たいです…。そっちの試合を見せてくれたっぷり…！もし千堂と宮田がスパーじゃなくてちゃんとした試合を見せてくれたら、自分大喜びしますんでよろしくお願いします。

はじめの一歩(119) (講談社コミックス)
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