この1万年時計はテキサス州西部の山間部で建設が進められており、分や秒といったごく短い時間を刻むのではなく、年や世紀を刻む時計として作られます。おそらくギアが動く音は1年に一度だけ聞こえることになるとされます。長針は1世紀をかけて一周りし、鳩が飛び出すのは1000年に一度かもしれません。
この時計は、いまの自分たちの行いが孫やひ孫の代、さらにその子孫たちにどのような影響をあたえるかを考え、長い視点でみたときにいま何を行うべきことを考えることを促そうという意味が込められています。
ジェフ・ベゾスによると、この時計は昼夜の熱サイクルで動作する機構を備え、太陽が最も高い位置に来たときに同期します。ベゾスが投稿した動画では、時計のために深さ500フィート(約152m)の垂直孔を掘り終え、大小様々なギアや部品が降ろされる様子がタイムラプス方式で見られます。