サムスンは4−6月期の生産目標をまだ決定していないものの、さらに削減される可能性もあり、またOLEDパネル全体としての生産目標も当初計画の60%にまで下げられると伝えられています。
サムスングループはこれを受け、中国企業を中心とする企業からの注文を確保することで、削減分の相殺を目指しているとのこと。iPhone Xが中国市場などで(主にノッチにより)不人気であることは伝えられていましたが、いよいよiPhone X減産のうわさは信憑性を増してきたようです。
これを報じたのは、日本経済新聞や日経 アジアン レビューのWeb版。ソースの影響力からか、この報道に伴う影響は他のOLED関連企業にも波及し、この記事が公開された直後、保土谷化学工業や平田機工といった日本のOLED関連株が売られる展開となりました。
合わせて、さらにiPhone Xや中国製スマートフォンの販売減速によって一部のメモリー価格が下落基調にあるとの報道もされており、スマートフォンのパーツ価格という点では意外と大きく波及するかもしれません。
次期iPhone Xについては以前より「RAMが増量され4GB搭載となる」や「6.5インチ版と安価な6インチ版が増えて3機種編成」など様々な噂が飛び交っていますが、現状のiPhone Xが不調傾向にあるとしたら、もしかしたらそう遠くない将来アップルから何らかの発表があるのかもしれません。