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根暗ニートの俺がDQNのおかげで生まれ変われた話 : 【2ch】ニュー速クオリティ

根暗ニートの俺がDQNのおかげで生まれ変われた話



根暗ニートの俺がDQNのおかげで生まれ変われた話

mitu



1
: :2012/11/20(火) 15:50:45.65 ID:
誰かに聞いて欲しい。


2
: :2012/11/20(火) 15:53:51.33 ID:
俺はごく普通の家庭に生まれたごく普通の男だった。 
小学生時代は、クラスで目立つこともなく、特に友達がいるわけでもなく、 
ただただ、学校に通っているだけの小学生時代でした。 

俺の性格は基本的に無口でコミュ障、6年間で誰かと話した記憶なんてほとんどない。
4: :2012/11/20(火) 15:57:00.83 ID:
そんな俺も中学生になった。 
母と学ラン姿で写真とったのを今でも覚えてる。 

いよいよ入学式。 
中学に入ると何かが変わると思っていたけど、もちろん自分から動かないと何も変わらないわけで。 
自分を変えるためにも、部活に入ろうと思った。 
そこで俺が選んだ部活はバスケ部だった。
3: :2012/11/20(火) 15:56:18.71 ID:
いつのお話だい?
5: :2012/11/20(火) 15:58:05.98 ID:
>>3 
現在22歳の俺が、中学生だった頃から現在に至るまでの話です。 
長くなりそうですがよかったら。
7: :2012/11/20(火) 16:02:26.20 ID:
入部初日。 
体操服に着替えながらめちゃくちゃドキドキしてた。 
どんな人がいるんだろうとか、友達できるかなとか、上手にやれるかなとか。 

いよいよ1年生同士で顔合わせ 
全員で8人くらいいた。初心者も半分くらいいたから安心した。 
そして一人ものすごくバスケが上手な人がいた。 
彼のことは雅治と呼ぶことにする
6: :2012/11/20(火) 16:01:22.77 ID:
DQNって本当にたまに良い奴いるから怖い
8: :2012/11/20(火) 16:06:22.88 ID:
>>6 
人は見かけによらないって言葉は僕みたいなのが作ったのかもしれないですね。 


雅治はバスケの経験者で、先輩たちよりも上手かった。 
顔は福山雅治を少し幼くした綺麗な顔立ち。 
身長も一年生の中で頭一つ高くて、筋肉もすごかった。 
そして雅治は、小学校時代から悪ガキだったらしい。 
俺の通った中学校には、2つの小学校から上がってくるんだけど、雅治の通っていた小学校は悪ガキの多さで有名だったんだ。 

そんな雅治を、俺はかっこいいと思い、仲良くなってみたいと思った。

10: :2012/11/20(火) 16:08:55.60 ID:
でも、もちろん話しかける勇気なんてなかった。 
雅治とは部活の時間しか会わなかったけど、いつも同級生や先輩達に囲まれて楽しそうに話していた。 

僕は部活内でもぼっちになった。 
もちろんクラスでもぼっちだった。 
中学校での孤独は、小学校での孤独よりもずっとつらかった。
11: :2012/11/20(火) 16:13:11.81 ID:
僕は学校に行くのが嫌になっていた。 
勉強もできないし、行く意味がないと思っていた。 
でも毎日通った。部活もやめなかった。 
僕は一向に上手くならなかった。 
雅治はもう試合に出ていた。 
神様は不公平だって毎日考えていた。 

でも、学校を休むと母に心配かけてしまうと思い、毎日学校に通った。 
そんな生活が続き、僕は2年生になった。
12: :2012/11/20(火) 16:18:46.39 ID:
2年生にあがって、クラス替えがある。 
僕にとってはどうでもいいイベントだ。 
先生に言われた教室へと向かう。 
ドアをあけると、既に生徒たちは騒いでいた。 
その中に、雅治の姿があった。 

雅治は楽しそうに話していた。 
話している相手は清原と呼ぶ。 
清原は雅治の幼馴染みで、中学校に上がってすぐに3年生に喧嘩で勝ったという学校一の不良だった。 
喧嘩の強さもだが、スポーツも凄く、ラグビーでは全国大会に出る程のチームのスタメンだったらしい。 

僕は静かに教室の隅の席に座った。
13: :2012/11/20(火) 16:25:01.14 ID:
周りのクラスメイトをみてみると、どうやら学年の不良と成績不振の生徒を集めたクラスみたいだ。 
普通なら落ち込むところだが、俺は喜んだ。 
もしかしたら雅治と仲良くなれるかもしれないと。 


すると、誰かが話しかけてきた 
「よう、>>1」 
急に声をかけられてびっくりした。中学校に入って話しかけられたのは初めてかもしれなかったから。 
それに、声の主にも驚いたんだ。 
話しかけてきたのは雅治だった。 

雅治「お前成績悪いんか。一年間よろしくな。」 
清原「誰?」 
雅治「バスケ部の>>1ってやつ。仲良くしてやって。」 

僕はドキドキして一言も声が出なかった。
16: :2012/11/20(火) 16:29:41.31 ID:
みてる人いないかな。 


そして、クラスの班を決めるときのこと。 
みんな続々と決まっていく中、俺は誰に話しかけることもできず、ただただボーッとしていた。 
すると雅治は俺を誘ってくれた。 
雅治「おい、俺の班こいよ。仕事しなくていいから楽だぜ」 
俺は「は・・・うん」くらいしか言えなかった。 
タメ口で言っちゃったよ、殴られるんじゃないかとか思ったけど、そんなことを気にしているのは俺だけである。 
班には清原もいた。雅治と清原はいつもセットだった。
17: :2012/11/20(火) 16:34:37.05 ID:
見てる
14: :2012/11/20(火) 16:26:44.90 ID:
この後1はニートになるのか



  


この記事へのコメント

1.  Posted by  名無しクオリティ   投稿日:2018年02月27日 23:41

感動した。
すげー泣ける嘘松だった。

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