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メガバンク3行、QRコード決済の規格統一で連携へ。普及に向けた新会社設立も検討 - Engadget 日本版

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QRコード決済と同様の決済方式としては、NFC(Felicaなど)による非接触決済があります。これらは専用の読み取り装置にカードやNFC搭載スマートフォンなどを近づけることでカード情報を読み取り、決済を完了できます。一方、QRコード決済はスマートフォンのディスプレイなどに表示するQRコードがNFCと同様の役割を果たすため、店舗はタブレットなどの端末が内蔵するカメラでこれを読み取れば決済が完了します。

特殊な装置でなく市販のタブレット端末が利用できるため、読み取り装置などの初期投資が少ないところが店舗側の利点のひとつとなります。また利用者もQRコードを表示する専用のアプリを起動するだけで支払いが完了するため、初心者でも扱いやすいというメリットがあります。

日本国内では1月にNTTドコモが「d払い」を発表しており、将来的には10万店規模のd払い加盟店でQRコード決済を可能にするとしています。また、ほかにも「楽天ペイ」、「LINE Pay」といったサービスがQRコード決済を採用し、じわじわと一般にも浸透しつつあります。



さらに、世界ユーザー総数5億人という中国アリババグループの決済サービス「アリペイ」が2018年3月に日本での正式サービス開始を発表しており、今回のメガバンクの動きはむしろこちら方面への対策といった意味合いもある(にしては初動が遅い)かもしれません。

メガバンク3行は、QRコード決済の統一連携のために協議を急ぐとともに、その他の銀行にも統一規格の採用を呼びかけていくとのこと。またそのために必要なシステム投資などを共同で行う新会社設立も検討します。

やっとスマホの電子決済を覚えたと思ったらこんどはQRコード決済?とお思いの方も、もしかしたらいるかもしれないものの、それが他よりも便利なものなら利用者が増え、次第に不便なものは淘汰されていくはずです。

ユーザーの立場からは、どの決済サービスも必ず使わなければいけないというわけではなく、小銭を素早く数えて釣り銭なく計算、カルトンにシュビビッと投入できるテクニックをお持ちならそれでもまったく問題はありません。ただ、これら新しい決済手段のほうが処理が早く、実はレジ係も作業が楽なのは間違いありません。

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