「ハウス・オブ・カード」はNetflix初のオリジナルドラマとして、巨額の予算をつぎ込み大ヒット、動画ストリーミング向けに制作されたドラマで初のプライムタイム・エミー賞も獲得しました。
しかし第6シーズンの製作開始直前、主演のケヴィン・スペイシーが14歳当時のアンソニー・ラップに対して行ったセクハラ問題が表面化するや次々と被害者が声を上げ始め、当の「ハウス・オブ・カード」の現場でもセクハラ行為があったことが明るみに出てしまう事態に。
これによってスペイシーはNetflixと完全に縁を切られ第6シーズンの製作は暗礁に乗り上げた格好となりました。しかしその後、全8話からなるシリーズ最終章として第6シーズンの製作再開が決定。今年1月末から撮影も始まっています。
視聴者としては、第5シーズンまで主役だったフランク・アンダーウッドが全く登場しないストーリーを脚本家がどのように仕上げたのかに注目せざるを得ないところですが、実際のところ第5シーズンの終盤でフランクは大統領の座をクレアに明け渡し、クレアはフランクに恩赦を出す約束を翻していました。このためすでに第6シーズンのストーリーにフランクがいなくともとりあえず説明はつく状態にはなっているはずです。
なお、Netflixは「ハウス・オブ・カード」についていくつかスピンオフドラマの製作も計画していました。もし計画が続いているならば、第6シーズンが終わってもカードロス?になる心配はないかもしれません。