9787061当初はネットユーザーや若者を中心に支持を得ていた米津だが、もはやその広がりは全世代をも巻き込みつつある。新たなステージに立とうとしている米津、現在の心境を聞いた・・



躍進続く米津玄師、「ニコ動出身というだけでまだまだ舐められている」


――米津さんはニコニコ動画出身。昨今、このような動画サイトから生まれたアーティストが多く活躍しています。

【米津玄師】とてもうれしいことです。でも、ニコ動出身というだけで、まだまだ舐められていることもある気がします。そういった見られ方をだんだんと払拭できたらいいなと思いますね。

――テレビの音楽番組にも出演するネット出身者も多くなりましたが。
【米津玄師】僕は、ステージに立ちたくて音楽を始めたわけではないので、自分の作るものがいろいろなところに波及しているのはありがたいことですが、向いていること、向いていないことはちゃんと自分で把握しています。

でも、向いていることばかりやっていても仕方ないので、面倒くさいなと思うことでも美しいものになればいいなと思っていて。一度経験してみたい気持ちはあるので、いつかテレビで歌えたらいいですね。


●"天才" 米津玄師 テレビ初取材


――TwitterとYouTubeのフォロワー数も、それぞれ100万人を超えました。

【米津玄師】100万人を超えたあたりからどんどんインターネットとの距離ができてきて、“なんかもう、いいかな”と思うようになったんです。
もしかしたら気持ちが戻るかもしれないけれど、なんでもシェアする文化についていけなくなっている。これは、僕がシェアされる側になってしまったから思うことかもしれないですけど。

――一方、若者だけでなく広い世代に支持が拡大。10代から50代の一般ユーザーが投票した『2017ブレイクアーティストランキング』(ORICON NEWS)では、全世代で米津さんが1位に。

【米津玄師】僕は基本的に“普遍的なものを作る”ことを軸に、日本人だからこそ、J-POPとして音楽を作りたいと思っています。歌謡曲とか、先人たちが積み上げていったものをひもといていく。

例えば、「蛍の光」を聴いたら寂しくなるし、なぜだかわからないけれど懐かしく感じたり、グッときたりする。歴史に根ざしているものを自分の中に取り入れて、構築して、音楽に反映するにはどうしたらいいかと考えながら作業をしているんです。だから、年配の方にも受け入れられていると聞くと、このやり方は間違っていなかったんだ、と少し安心します・・

●詳細はソース


●米津玄師 大ブレーク! ヒット曲の作り方の秘密とは















●再生回数6億 米津玄師 TVで初めて語る"転機"