9788453「何度も車に放置して大丈夫だったので、危険とは思わなかった」。被告の男は法廷でこう強弁した・・



高温車内に1歳男児を放置、死亡させた男女の不可思議な関係


当時1歳の男児と3歳の女児を車の中に約10時間半放置して、2児の母親である女とラブホテルへ行き、男児を熱中症で死亡させた上、遺体をクーラーボックスに隠したとして、保護責任者遺棄致死や死体遺棄罪などに問われた無職の男(23)に対する裁判員裁判が大阪地裁であった。

男は男児の死後、この女と同居。判決では「(男児を)置き去りにする危険性は認識できた」として有罪を言い渡されたが、法廷での主張などからは身勝手な言い分が明らかになった。

 男児が死亡した当時、車内温度は午前10時に30度を超え、正午には39度に達していたとみられる。車の窓は閉めきられており、男児だけでなく、女児も生命の危機にあった。そんな中、2人は午前10時ごろにルームサービスを注文するなど、ラブホテルでの時間を過ごしていた。

 「幼い子供が暑い車内で苦しんでいるとき、自分たちだけ安穏と過ごす言語道断の犯行」。検察側は厳しい言葉で非難し、懲役9年を求刑した。


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 2月13日の判決公判。増田啓祐裁判長は、男と2児は血縁関係などにないものの、女との生活で支配的立場にあり「子供の生活を左右できる立場にあった」と認定。「子供が汗をかくなどの兆候があり、置き去りにする危険性は認識できた」として保護責任者遺棄致死罪の成立を認め、懲役6年6月を言い渡した。

 増田裁判長は量刑理由の説明で、男について「自己の犯行に向き合おうとせず、責任を逃れるような弁解を繰り返している」と指摘する一方、酌むべき事情として「反省の弁を述べている」を挙げた。

 判決の言い渡しが終わって法廷から退出する際、男は、検察官に中指を突き立てた。その姿からは反省の様子は感じ取れなかった。

 男は判決を不服として控訴している・・

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●大阪で車に乳児遺体