『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第10話「愛する人は　ずっと見守っている」の感想レビューです。ネタバレを含みますので、見る場合はご注意ください。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第9話を振り返る

いやもう第9話がね、すごく良かったのですよ。あのヴァイオレットが…よくぞ気持ち取り戻してくれて…。ドールを始めて、少しずつ人間らしく成長していった中で知ったギルベルトの死…そこで落ち込みこのまま自殺もしかねない状況だったけども、ドールで出会った人たちとの交流…アイリスとエリカからもらった手紙もだけど、ほかの人達を救ってきたという事実が、ヴァイオレットを救ってくれた。そしてヴァイオレットはあるき始めた…。

もうね、あれだけボロボロだったヴァイオレットが、よくぞ復活してくれた！…なんか同じことの繰り返しなんだけども、もうヴァイオレットが復活してくれたことがすごくうれしいのですよ！でも一番うれしかったのは、絶対にクラウディアなんだろうなぁ。男泣きされちゃあ、もう仕方ないよ…。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第10話感想

というわけで第10話！第9話にて復活したヴァイオレットが行うドールのお仕事は、アンちゃん回。アン・マグノリアというクラーラの一人娘で、人形が大好きな少女。ヴァイオレットが訪れたとき、ヴァイオレットを見て人形じゃないかと思ったような子。あとどことなくユーフォの葉月ちゃん似だね。

ヴァイオレットがどうしてここにやってきたのか…さらにいうと何の手紙を書いているのかはアンに教えてくれない。もうこの時点で涙案件じゃないかと予想したんだけども、まさかね…。

実際、母のクラーラは体調が悪い。そんな様子を見ていたら、まさかね…。

ヴァイオレットがやってきた7日間で…

ヴァイオレットと交流を持って、ヴァイオレットになついてきたアン。「ヴァイオレット！」「ヴァイオレット！！」「ヴァイオレット！！！」「ヴァイオレット！！！！」「ヴァイオレット！！！！！」…ちょっとなつきすぎな感があるんだけど、でも一番一緒にいてほしいのは、お母さん。

そんな不満が爆発して、ヴァイオレットに怒り、そしてお母さん自身にも怒る。手紙より私を優先してって、もしお母さんがいなくなったら一人になるって…。

…もうここまで来ると、クラーラはアンのために手紙を書いているのが分かった。だけど、娘との時間を削ってまで手紙を優先するのか、自分は全然分からなかった。分からなかったんだけど…この後が衝撃的すぎた。

アンに届く手紙は…

ヴァイオレットがいなくなったあと、アンはクラーラと過ごし、そしていなくなって…。一人になったアンだけど、そのあとアンが8歳になって、10歳になって、18歳になって、20歳になって…手紙が届く。最終的には50通分つまりは50年分の手紙を書いていたことが、最後の最期で明らかになった。

ヴァイオレットが出張で50通も、毎年分の膨大な手紙を書いて…いやホントよくがんばったよヴァイオレット。さらに言うと、仕事をしっかりやり終えてからのヴァイオレットの涙…ここまでは予想できなかっただけに、リアルで泣きました。いやぁなんかすげェ回でした。

感情のなかったヴァイオレットが、ドールの仕事をやり遂げるためそしてアンを悲しませないために感情を押し殺すなんて、ホントすごい成長したと思う。そしてそう思うだけに、悲しさがこみ上げる。もし感情のなかったころのヴァイオレットがこの仕事をしていたらどうなっただろうか…。もしそうならヴァイオレットはこれほど悲しまなかったかもしれない。だけど感情を持つようになったからこそ、しっかりとドールの仕事ができたわけで…。

ただ一つだけ…どうしてこんなに素晴らしかったのに、リアルタイムで見なかったんだろうかとかなり後悔しております。こういうときは、Twitterとかのタイムラインでほかの人の「泣いた」ツイートを見てさ、一緒に感動共有したかった…水曜深夜に睡魔に勝てなかった自分を呪いたい。

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