ニンテンドースイッチとスポーツゲームの相性はいいのではないか?と出したコラム記事が掲載中。その理由としてはFIFA18がPS4以上に売れているのが根拠としてあって、サッカーゲーが通用したのであれば、野球ゲーやリアルテニスゲーなども通用する可能性がありそう。
ニンテンドースイッチは2年目に入り、1年目で予想を越える作品の数が出た中で、スポーツゲームは少なく、更に日本でリリースされた作品はごく僅かでしたが、そのラインナップで特に注意を引くのはEAが出すのはお試しとある意味宣言していた『FIFA18』のスイッチ版の売れ行きが世界的に好調だった件があります。
モードが欠如していたり、PS4やXBOXOneと比べてグラフィックの質が落ちているなどの点があって、苦戦するのではないかという予想の中、特に日本ではPS4版FIFA18 を上回るセールスを記録して、一躍注目を集めます。様々なジャンルが移植されていますが、予想外のヒットといえるこの出来事は偶然の産物ではないと思います。
要はカジュアルにもコアにも遊ぶゲームプレイヤーがスイッチには存在していて、それら人たちの触手に触れたものだったといえそうで、この出来事を生かさない手は無いと思います。6月には任天堂から対戦ゲーに生まれ変わったマリオテニスエースが発売されて、これもひとつの注目点になりそうで、出来は前作のwiiU版から全く違った進化を遂げて、かなり革新的なタイトルになったので、キャメロットの起死回生作になるのは間違いない1作で、これが世界的にどれだけ支持されて売れるのかが興味深いところです。
マリオブランドなので、ある程度の本数は売れるんですが、それ以上にスポーツゲーとしての上乗せと対戦ゲーとしての価値感をどれだけ支持されるかというのが結果として現れるでしょうから、これがもし大ヒットすれば、任天堂にはスポーツゲー、なおかつ対戦出来るゲームがフィットする市場だと認知される部分が出来上がると思います。
後は現状スポーツゲームと呼べる代物は唯一アニメのイナズマイレブン程度で、それ以外は全くないのが実情なので、リアルスポーツゲーで何かいい例が生まれることに期待したいですね。ゴルフやテニス、野球などがあれば日本市場だけでもやっていける本数を稼げるかもしれず、市場機会が生まれることを意味していそうです。
スイッチをどんな市場なのかというのをちゃんと分析したのかどうかという意味ではセガが今日韓国レーティングに『フットボーマネージャー』の簡易版を審査しているので、ひょっとしたらスイッチ版が出る可能性を示唆させており、サッカーゲーと欧州市場、そしてスイッチというコラボが相性がいいと思ったのかもしれないですね。
元々このゲームはPCでのみ展開されていたゲームで欧州市場のサッカー人気に支えられた歴史のあるゲームで、これが初コンシューマーソフトとしてスイッチを選んだ可能性もあるので、動向を見守りたいですね。日本ではセガがやきゅつくやサカつくなどをスイッチでだせは一定の収益を上げれそうですが、今のセガはそんなことはしないでしょうね。
変わりに別のメーカーがそうしたゲームをスイッチだけではなくてもマルチで出しても面白そうで、スイッチとスポーツゲーの相性を見ていく上では一定の本数が必要になるので、それがどう評価されて、そして売れていくのか今後も見守りたいですね。