シャープといえば日本有数の大手電機メーカーであったが、経営危機に陥り、2016年に台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業に買収された。だが1月31日発表の2018年度第3四半期決算では、売上高が前年同期比22%増の1兆8294億円、営業利益は同約4倍の703億円という、V字回復といえる数字を叩きだしているのだ・・
2年前には倒産寸前だったシャープの液晶テレビが今、爆売れしている理由
今回は『シャープ「企業敗戦」の深層 大転換する日本のものづくり』(イーストプレス)の著者であり、技術者としてシャープに33年間勤務した後、現在は立命館アジア太平洋大学名誉教授を務める中田行彦氏に話を伺った。
「シャープのV字回復の要因は、鴻海流経営となったおかげです。そもそもシャープが鴻海に買収されるほど経営不振に陥っていたのは、以前のシャープが市場の変化に対応できていなかったためです。鴻海流の経営で現在の世界市場に対応するようになったことが、間違いなく現在の好調の理由です」(中田氏)
「もともと鴻海は、アップルを重要顧客として持っているほど高い生産技術のある企業ですが、EMS(製造受託サービス)は利益率が非常に低く、自社ブランドもないといった点を課題として抱えていました。一方、シャープは研究開発に強みを持っている企業。そのため両者が組めば、シャープが研究開発し、鴻海が生産を担い、そして鴻海の販売網を使って販売をするといった強力な補完関係が生まれます。
●日本のシャープ、鴻海傘下で再生できるか
そして、このようなお互いの強みを発揮することにより、鴻海はシャープを1年以内に黒字化することを絶対的な目標としていました。そのために行われた経営戦略が経費削減とスピード経営です。まず、かつて日産自動車を復活させたカルロス・ゴーン氏を彷彿させる徹底した経費削減を敢行しました。
また、買収前は月1、2回だった経営戦略会議を、事業部などの要請により随時開けるようにし、またテレビ会議システムや電子黒板を導入して、意思決定の迅速化を図ったのです。
こうして、経費削減を行いつつスピード経営の体制を整えたことが、経営の黒字化という結果を招いたのです。鴻海の当初の計画通り、現在はシャープと鴻海がお互いの強みを補完しあって利益を出すところまでたどり着きました」・・
●詳細はソースで
●鴻海傘下でV字回復 シャープが東証1部に復帰(17/12/07)
●CEATEC JAPAN 2017 シャープブース 8Kワールドステージ
2年前には倒産寸前だったシャープの液晶テレビが今、爆売れしている理由
2年前には倒産寸前だったシャープの液晶テレビが今、爆売れしている理由 https://t.co/gDkoX0eQzK pic.twitter.com/BlN1R9db3l
— biz-journal (@biz_journal) 2018年3月25日
今回は『シャープ「企業敗戦」の深層 大転換する日本のものづくり』(イーストプレス)の著者であり、技術者としてシャープに33年間勤務した後、現在は立命館アジア太平洋大学名誉教授を務める中田行彦氏に話を伺った。
「シャープのV字回復の要因は、鴻海流経営となったおかげです。そもそもシャープが鴻海に買収されるほど経営不振に陥っていたのは、以前のシャープが市場の変化に対応できていなかったためです。鴻海流の経営で現在の世界市場に対応するようになったことが、間違いなく現在の好調の理由です」(中田氏)
「もともと鴻海は、アップルを重要顧客として持っているほど高い生産技術のある企業ですが、EMS(製造受託サービス)は利益率が非常に低く、自社ブランドもないといった点を課題として抱えていました。一方、シャープは研究開発に強みを持っている企業。そのため両者が組めば、シャープが研究開発し、鴻海が生産を担い、そして鴻海の販売網を使って販売をするといった強力な補完関係が生まれます。
●日本のシャープ、鴻海傘下で再生できるか
そして、このようなお互いの強みを発揮することにより、鴻海はシャープを1年以内に黒字化することを絶対的な目標としていました。そのために行われた経営戦略が経費削減とスピード経営です。まず、かつて日産自動車を復活させたカルロス・ゴーン氏を彷彿させる徹底した経費削減を敢行しました。
また、買収前は月1、2回だった経営戦略会議を、事業部などの要請により随時開けるようにし、またテレビ会議システムや電子黒板を導入して、意思決定の迅速化を図ったのです。
こうして、経費削減を行いつつスピード経営の体制を整えたことが、経営の黒字化という結果を招いたのです。鴻海の当初の計画通り、現在はシャープと鴻海がお互いの強みを補完しあって利益を出すところまでたどり着きました」・・
●詳細はソースで
●鴻海傘下でV字回復 シャープが東証1部に復帰(17/12/07)
日本人経営者がいかに無能かがよく分かるエントリ。大企業は日本人経営者を禁止すべき。利権維持にしか興味ない老害の一掃が急務だ / “2年前には倒産寸前だったシャープの液晶テレビが今、爆売れしている理由 | ビジネスジャーナル” https://t.co/wZmDV5TSey
— Xevra Lindich (@xev_ra) 2018年3月26日
日本に液晶平面パネル製造業者は、シャープとJDIしかなく、TVなどの大型パネルと言えば、シャープしかない。ソニーや東芝やパナソニックの液晶TVは、韓国のサムソンやLGから液晶パネルの提供を受けているのだろう。それを知っている消費者ならば、シャープ製のTVを好むかも。https://t.co/dhdj8ecGby
— 雷小僧 (@kaminarikozo) 2018年3月26日
2年前には倒産寸前だったシャープの液晶テレビが今、爆売れしている理由 https://t.co/LOt21dSCSM @biz_journalさんから やはり完全復活というからにはPC部門の再建とX68000の復刻をしてもらわんと.
— 柱の蔭の人 (@hashira_no_kage) 2018年3月26日
つまり日本人経営者はダメだといいたいのだろうけど、〝軽自動車は軽油で動く〟なんて頓珍漢ニュースを書いてしまったビジネスジャーナルなので信用することもできず。https://t.co/3S3Z1cbYEX
— ミノハラケイスケ (@Nohara_Kei) 2018年3月26日
●CEATEC JAPAN 2017 シャープブース 8Kワールドステージ
売り先がないから固定費ばかりかかり在庫も積み上がって膨大な赤字