蹄を持っているクセに、わんこのようなペット生活を送っているウシさんやウマさん、そしてロバさんのお話をこれまでにもマランダーでお届けしたことがあったんだけど、覚えていてくれる人はいるかな。
今日はそこにもう1頭、可愛い小さなロバさんを追加しよう。カナダのオンタリオ州ピーターボロに住んでいる、枕やクッションが大好きなロバのティムくんだ。さて、どんな生活を送っているんだろうね。
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Tiny Donkey Thinks He's Actually A Dog | The Dodo
ティムくんの好きなものはクッションと、パパにやってもらうマッサージ。
その行動はロバというより、ほぼわんこ。お皿をなめたりしっぽを振ったり、いっしょに暮しているわんこたちから学んだことも多いみたい。
もちろん、ボール遊びだって大好きだ。
「多分、自分がロバだってことがわかってないんじゃないかしら」と、ご主人のジョディ・トッピングさんは語る。
だがティムは生まれてからずっと、楽しく日々を過ごしてきたわけじゃない。ティムは2017年の6月に、ジョディさんの農場の納屋で生まれた。身体がとても小さかったので、最初はウサギかと思ったそうだ。
肝機能もうまく働いておらず、獣医ですらティムが生きながらえるのは難しいと思ったらしい。そこでジョディさんはティムを家の中で育てる決意をし、毎日20分おきに授乳をするというハードな育児が始まった。
やがて授乳間隔は40分になり、1時間になり、そしてジョディさんの献身的な生活が報われて、ティムはすっかり元気になって走り回るようになったんだ。
それでもジョディさんたちは、ティムを家の中で飼い続けることにした。相変わらず身体の小さいティムは、ほかのロバやウマといっしょに暮らすのは難しかった。
それにティムを生んだお母さんのモリーは最初からティムを拒絶していて、そばに近づけると激しく攻撃するような行動を見せていたんだという。
もちろんロバは屋内で飼うようなペットではない。だけどティムの場合、同居している犬たちと生活するうちに、犬のような行動を身につけていったそうだ。
例えばトイレも犬たちといっしょに外へ出て済ませて来たり、各種の芸を覚えたりと、やることなすことわんこそっくり。特にトイレ・トレーニングは、犬をしつけるよりも楽だったんだって。
仲良し兄弟たちといつもいっしょ。
ただ一つ困ったことと言えば、クッションが大好きすぎること。パパとクッションの奪い合いをするのはともかく、その辺のクッションを全部、なぜか庭のプールに放り込んじゃうんだそうだ。
ティムはこれからもジョディさんたちに見守られて、すくすくと育っていくことと思う。マランダーでもその成長を見守っていきたいと思っているよ。
written by ruichan
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