582 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage長くなります。失礼。] 投稿日:03/09/04 22:03 ID:Vq+7otvX
最近までリア厨で今年高校に入学(工房でごめんなさい)。
それまでいわゆる「根暗系」だったし、ヒキコモリで友達も少なかったから、
外に出ることは愚か、学校に通うことすら躊躇していた。
学校に行っても特に面白いこともなく、僕みたいなのと受験楽したいような人が来る所なんで特に面白いことも無く
結構なブランクがあったものの中2までやっていた野球を始めることにした。
最初はヤル気もあった、けれども元々人とのコミュンケーションを取るのが苦手なほうなので
黙りっきりで全く面白くない。入学式して初日に練習に参加したんだけれども
次の日、「全く面白くない、それに筋肉痛で歩けない」を理由に休んだ。
1日、休暇(大層なモンでもないけど)を取り次の日にまた学校に行き、練習に出た。
けどこれがいけなかった。一年間引きこもっていたというのに、急な運動をするもんだから怪我をしてしまった。
普通に走れない状態。歩くのも痛い。でも直ぐに慣れて野球部に貢献できるようになろう!
って思ってたんだけど現実はそんなに上手くいかず、怪我をしてしまったのだ。
ポーカーフェイス(ていうか根暗)なのであまり顔に痛みは現れておらず。
先生「松葉杖は必要ないだろ」と言われたのですがコレが酷く痛くて
僕「松葉杖がないと多分帰れません」と反抗気味に言ってしまった。


584 名前:最後です[sage] 投稿日:03/09/04 22:24 ID:Vq+7otvX
学校と野球のグラウンドは離れていて、顧問の先生に車で学校まで送ってもらい買えることにした。
学校に帰ると、皆が居て凄い気まずかった。
「僕だけ楽して皆、恨んでるだろうな」そう、思ってた。
ちょっと落ち込み気味で下を向きながら皆の方に(皆の方を通らないと校門に行けない)向かった。
「大丈夫だったか?」と聞いてきてくれたのは、「足が痛い」と訴えたときに凄く嫌そうな顔をしてた先輩だった。
「バカだな!自分で調整しながらやれっていったろ!?」と言ってくれた。
嫌な顔をしていたんでなくて心配してくれていたんだ。少なくとも僕は勝手にそう思うことにしている。
そして、学校を跡に駅まで歩いているとワゴン車が近寄ってきた。
「ラチか?(引きこもってるとマジでこんな妄想をするようになる:注意!)」みたいな事を思ってた。
ヴヴヴヴ~っと窓が開いて、眼鏡を掛けたキレイで優しそうなオネーさんがこっちをみて
「○○○駅まででしょ?オバサンそっちまでいくから送ってあげようか?」って言われた。
正直、以外だった。先輩にしろこのオネーさんにしろ、自分が余り気にしていない怪我に対してここまで心配してくれている。
「一応、杖もあるし、リハビリにならないんでご遠慮させて頂きます」と丁寧に断った。
顔はムスっとしていたと思う。けど内心泣きたくなるほどうれしかった。
駅付き、「後家まで一時間の辛抱だ・・・」などと思っていると、無情にも改札を調度でたところで、出発前の音楽が響いてきた。
杖をカツカツしながら、急いで階段を下りたけどダメだった。
それにしたに茶髪のあんちゃん達が居たので怖いからゆっくり行こう・・・とおもった。。。
そして階段をゆっくりと降り。いすの方に向かっていると、「松葉杖使ってる君」と茶髪のあんちゃんに声を掛けられた。
「やっべー!」と思っていたら、「大変そうだね」「助けてやれなくてすまんかった」「俺らヘタレだわ」との暖かいお言葉を頂いた。

こんなに人に優しくしてもらったのは何年ぶりだったか母親曰く「アンタがあんなに嬉しそうにしてたのは久しぶりだね」だそうです。
茶髪のあんちゃん達、眼鏡を掛けたキレイな若奥様、そして野球部の先輩(引退してしまった)、有難うございました。
最近又、ちょくちょく学校に行ったり、野球の練習に出たりしています。