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【山口敏太郎】オカルトプロレス論 現実と理想のギャップで | 不思議.net

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【山口敏太郎】オカルトプロレス論 現実と理想のギャップで

2018年04月08日:22:00

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コメント( 25 )



かつてオカルト界は、全てを妄信的に信じる肯定派と、それを否定する否定派がいた。肯定派の代表的な人物としては、韮澤潤一郎が挙げられる。否定派の代表的な人物としては、松尾貴史大槻教授が有名である。

このオカルトのディベートのスタイルは、朝まで生テレビで数字を稼いだテレビ朝日が構築したものだ。単純な二極対立論がオカルトにもTVプロレスとして持ち込まれたわけだ。

それから数年が過ぎ、意味不明な事を叫びまくる肯定論者と、それを頭ごなしに否定する否定論者のプロレス的構図に疑問を持った者達が、懐疑派というものを創りあげた。

この懐疑派の特徴は、よく調べもせず頭ごなしに 否定する否定派とは違い、丹念に対象となるオカルト現象や事件を検証し、それに論理的な批判を加えるというものであった。この懐疑派の代表的な存在は、と学会唐沢俊一であり、山本弘であり、皆神龍太郎だ。

彼らの評価すべきポイントは、常に論理的でありながらもオカルトのトンデモない部分を愛でるという姿勢が含まれていた事である。また、その批判の矛先は肯定論者だけではなく、否定論者にも向けられ、否定論者の論説における矛盾なども炙りだしてきた。力道山時代から続く悪役とベビーフェイスの茶番劇に一石を投じたのが格闘技スタイルのUWFであった。オカルト界におけるUWFともいえる存在が懐疑派の〝と学会〟だったのである。




ビジネスとしてのオカルト

その後に出てきたのが、山口敏太郎率いるタートルカンパニーである。肯定派でも、否定派でも、懐疑派でもないスタイルを模索したのが山口敏太郎であった。マニアの間では中間派と呼ばれていたが、山口として考えていたことは一つであった。「ビジネスとしてオカルトをやろう」これが山口敏太郎の基本的な考え方である。何でもかんでも信じてしまう肯定派ではなく、あまりに露骨なやらせには何色を示し、陳腐な演出のプロレスにはすかしてのらなかったりもする。かと言いながらも、真剣な討議をする場合もある。9割以上がオカルトは嘘であり、1割の事例が信じられる要素が一部含まれていると考えるのが中間派と呼ばれた山口敏太郎のスタイルだった。

この山口敏太郎の登場は、二極論化していたオカルト界に、混乱をもたらすことになる。元来、否定者サイド・肯定者サイドふたつの陣営しか無かったものだから、肯定者サイドに座らされてしまった。それ故に、味方であるはずの肯定者サイドをどんどん攻撃していったり、いかがわしいオカルト現象に吹き出してしまったり、オカルトプロレスにおける対立構造が見えなくなってしまった。陳腐なオカルトプロレスを崩壊させるのが山口敏太郎の狙いであった。山口敏太郎としては妄信的な肯定論者を除き、否定派・懐疑派等の枠を取っ払った大人の議論が出来る場を作るのが最終目的であった。

しかしながら、オカルト=妄信的な馬鹿、という図式を維持したいテレビ局サイドの反発はひどかった。特に、バラエティで名を売った某局は馬鹿になりきらない山口敏太郎を嫌い、相変わらず肯定者=馬鹿者というオカルトプロレスを続けている。悲劇的なのは、そのお馬鹿な台本に迎合してしまう専門家がいることである。そういった意味では、まだまだバブル時代の悪しき習慣が駆逐されてはいない。


一方、中間派の山口がやったことは妄信的な肯定派を崩すペレストロイカであったのだが、これに一部の懐疑派がかみついた。「これはネタですよ」「これはプロレスですよ」と言ってバラエティで公言しているお馬鹿ネタに対して、マジレスを返す一部の懐疑派が出てきたのだ。

現在のプロレス界でも、WWE等はプロレスの楽屋での打合せ風景を暴露する事によって、企業としての信頼を勝ち得ている。プロレスというエンターテイメント企業において、バックヤードの公開は株式上場の前提条件でもあるのだ。同じように、山口敏太郎事務所のメンバーは、バラエティ番組の仕事としてボケていると公言しているにも関わらず、それに真剣に反論してくる無粋な懐疑論者が出てきたのだ。

そもそも〝と学会〟が評価されたのは、「虫愛づる姫君」のようにトンデモ現象やトンデモさんを愛する心を持っていたからである。「これはネタですよ」「これはプロレスですよ」といってバラエティ番組でふざけている事に対してマジレスを返すことが、いかに無粋で洒落がわからないことであると気が付かないのだろうか。

〝と学会〟で名を売った懐疑論者ならともかく、これから名を打っていく懐疑論者第二世代としては、山口敏太郎に食いつくのが一番美味しい手段なのだろうか。「この番組エンタメですよ」と 言っている山口敏太郎事務所の面々に、噛み付けば噛み付くほど無粋で田舎臭い石頭の持ち主だというレッテルを貼られている事に気が付かないのだろうか。 最初からこのようなジレンマに陥らせるために山口が図っていた計略である事を付け加えておこう。



テレビにおけるオカルトの在り方

よく「真剣にオカルトを語るテレビ番組ができないものか」という声を耳にする。民俗学で妖怪を徹底的に語る番組や、脳内幽霊を大脳生理学にもとづいて語る番組、心理学とUFOの関連について語る番組があれば、たいそう興味深いだろう。だが、テレビに十数年出ている筆者の率直な感想を言わせてもらうと、現在のテレビ業界ではまず無理であろう。悲しいことだが、テレビ業界はそのような高尚な事をやる人材がいない。もともとテレビ 業界や芸能界は、勉強が苦手な遊び好きの不良が作った業界である。台本が決まりきったバラエティ番組で、お茶を濁すのが関の山だ。

しかしながら、テレビは腐っても鯛である。オカルト現象、トンデモ現象が大変興味深く面白い分野であるとアピールする場としては使える。あくまでテレビのバラエティ番組は、仕事(ワーク)として割り切って、オカルト好きを増やす手段として使うべきであり、真面目な考察は研究機関や学会での論文集に求めるしかないのかもしれない。唯一可能性があるとすれば、マニアックな番組が許されるインターネットテレビである。奇特なスポンサーが出てきた場合、インターネットテレビでそのような真面目な番組がつくられる可能性がある。それまでは、テレビ番組 で面白おかしいバラエティの中でプロレスラーとしてアメリカンプロレスをやっていくしか方法はないのだ。


とかくこの世の中は生きづらい。自らのポリシーを貫けば嫌がる人が増え、仕事が減っていく。大人としてテレビプロレスにスタイルを合わせながら会社を維持する売上を稼ぎ、その合間合間で自分の考え方を述べていくしかないのだ。これはどの分野にも共通して言えることである。現実と理想のバランス、これをとり続けることが大人の嗜みなのだ。

文: 山口敏太郎



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人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた













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コメント

1  猫田ニャン太 :2018年04月08日 22:09 ID:g9ipXGKk0*
(ФωФ) ニャー
オカダカズチカや!
2  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:14 ID:TN0oT2ip0*
登場人物皆胡散臭いただのオタクでバロスw
3  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:19 ID:vwReWbLu0*
CSの緊急検証には山口氏と飛鳥氏、コメンテーターの大槻ケンジ氏は外せない存在になったよねぇ・・・
最近下ネタも増えてきてちょっとなんだけども
4  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:22 ID:g9ipXGKk0*
※2
トランキーロ!!
焦っんなよ。
5  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:23 ID:g9ipXGKk0*
内藤哲也や!
6  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:24 ID:g9ipXGKk0*
ウィル オスプレイや!
7  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:25 ID:g9ipXGKk0*
中邑真輔や!
8  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:26 ID:g9ipXGKk0*
クラッシャー バンバン ビガロ や!
9  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:27 ID:g9ipXGKk0*
ケンドーナガサキや!
10  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:28 ID:g9ipXGKk0*
スーパーストロングマシーンや!
11  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:28 ID:P5N56bub0*
山口は731という政治プロパガンダネタに乗っちゃったからな
エンターテイメントとしてなんか楽しめなくなった
12  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:29 ID:g9ipXGKk0*
マスクドスーパースターや!
13  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:29 ID:g9ipXGKk0*
HHHや!
14  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:30 ID:g9ipXGKk0*
ザ ロック や!
15  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:30 ID:g9ipXGKk0*
柴田勝頼や!
16  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:31 ID:g9ipXGKk0*
ジョンシナや!
17  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:32 ID:g9ipXGKk0*
ビッグバンベイダーや!
18  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:32 ID:qoSub7i.0*
オワコンのテレビでは「お笑い風」をやるしかないってことやね
19  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:32 ID:g9ipXGKk0*
ブラックキャットや!
20  不思議な名無しさん :2018年04月08日 22:33 ID:g9ipXGKk0*
獣神サンダーライガーや!
21  不思議な名無しさん :2018年04月08日 23:07 ID:UVgIzkf70*
テレビで取り沙汰されているオカルト現象を丁寧に調査・解説した本や記事を出していく事で、オカルト者=BAKAの構図を壊して行けば良いのではないか。
オカルト者がBAKAに見える様に編集されると分かりきっているテレビ番組に出演する事が理解できない。どんな態度をとろうが、煮るのも焼くのも向こうの匙加減一つだ。一貫して誠実に対応してもカットされては意味が無い。
結局は、テレビ局側が求めるままに演じている道化の一人。こんな所で舌を出すのも、如何にも小物に見えて仕方がない。
22  不思議な名無しさん :2018年04月08日 23:14 ID:Wg8r6tEI0*
プロレスに見立てるのはなんでもかんでも陰謀に話を持っていくくらいに安易な気がするのう
23  不思議な名無しさん :2018年04月08日 23:22 ID:q0kT.FyW0*
プロレスを馬鹿にしてんのかこいつは
24  不思議な名無しさん :2018年04月08日 23:27 ID:.ZuMYMTy0*
BSとかではもう少しマシなのもやってんじゃないの?
25  不思議な名無しさん :2018年04月08日 23:57 ID:UZg4FtVu0*
唐沢俊一の前に志水一夫を挙げるべきだろ、そこは

 
 
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