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ニート「参加すれば一生働かなくて良いゲーム!?」 : 【2ch】ニュー速クオリティ

ニート「参加すれば一生働かなくて良いゲーム!?」



ニート「参加すれば一生働かなくて良いゲーム!?」

1: :2011/02/25(金) 19:37:53.99 ID:
ニート「え、ほんと?」 

少女「本当ですよ。私達、グッバイワークって団体なんですけど、知ってます?」 

ニート「ハローワークじゃなくて?」 

少女「それは職業安定組織です。私達は、無職安定組織です」 

ニート「うさんくさすぎるだろ……」 

少女「じゃあ働きたいんですか?」 

ニート「働きたかったらニートなんかやってないです」


5
: :2011/02/25(金) 19:42:39.72 ID:
とりあえず気になるから続けろやコノヤロ
7: :2011/02/25(金) 19:45:32.93 ID:
ニート「参加費とかかかんの? 無料?」 

少女「無料です」 

ニート「どんなゲーム?」 

少女「それはやってからのお楽しみです」 

ニート「さらにうさんくさいな」 

少女「このゲーム、とっても面白いですよ? あ、もしかしてゲーム苦手ですか」 

ニート「いや得意だけど……。まあなんか面倒だからいいや。やらない」 

少女「うーん、しかたないですね。これを渡しておくので、一日考えてください」
8: :2011/02/25(金) 19:50:53.61 ID:
そんなことが昼間にあって、俺は今その時もらった紙と対面している 

【働きますか? 働きませんか?】 

その一文がでかでかと書かれ、裏には【グッバイワーク】とだけ書かれていた 

ニート「どっかでみたなこれ……。まあ、働くわけないんだが」 

ニート「つーか、そもそもそんな都合の良いゲームあるわけないだろ」 

ニート「無職安定組織ってのもふざけてるし」 

ニート「……くだらねー」 

俺はその紙を、投げ捨てた
9: :2011/02/25(金) 19:54:51.02 ID:
ニートの一日は早い 
何もしていないくせに、時間だけはものすごい勢いで去っていく 

ニート「夜か」 

俺はもちろん一人暮らし 
親の仕送りだけで生活しているニートである 
特に苦労することもなくのうのうと暮らしている事に罪悪感はあれど 
もちろん働く気なんてありません 

気づけばその日は終わってた 

10: :2011/02/25(金) 19:58:42.78 ID:
翌朝――いや、翌昼 
ニートの目覚めは大抵適当である 

ニート「あれ? 何だこの匂い」 

少女「あ、おはようございますー」 

ニート「え?」 

少女「もう少しで朝ごはんできるので、ちょっとまっててくださいね!」 

ニート「……え?」 

11: :2011/02/25(金) 20:01:27.48 ID:
ニート「なんで君いるの?」 

少女「なんでって、昨日参加契約されたじゃないですかー」 

ニート「いやしてないしてない」 

少女「ええ? ほら、昨日の申込書に『働くわけない』って言いましたよね?」 

ニート「……言った。かも?」 

少女「ですよねー! よかったよかった。今日からゲーム開始ですよ!」 

ニート「突っ込みどころしかないんだけど、とりあえず不法侵入? 通報していい?」 

少女「ちょ、ちょっとまってくださいよー!」
12: :2011/02/25(金) 20:07:10.75 ID:
ニート「参加契約したら、あんたが一緒に生活しなきゃいけない……? なんだよそれ」 

少女「決まりですよう決まり! 不正がないかちゃんと確認しなきゃいけませんしね! あ、お口に合います?」 

ニート「ん、まあおいしいけど。……って、そもそも契約したつもりないんだが」 

少女「それはもう諦めてください!」 

ニート「……あの紙、音声認識でもついてたの?」 

少女「大体そんなもんです。ところでこの玉子焼き、改心の出来じゃないですか!?」 

ニート「いや料理はうまいけどさ」 

ニート(悪い子ではなさそうなんだがなあ……)
13: :2011/02/25(金) 20:12:05.73 ID:
ニート「分かった、百歩譲って契約したってことでいいや。無料みたいだし」 

少女「わー! ありがとうございます! ニートの癖に潔いですね!」 

ニート「やっぱやめようかな」 

少女「わわわ、そういわずに! 参加してくれるからには私が全力でサポートしますから!」 

ニート「参加はいいとして、二人分の食費だせるほど余裕ないよ? まじで」 

少女「その点は問題ありません! 本当になにから何までサポートしますので、お金の心配もいりません!」 

ニート「……ふーん」 

少女「あ、もちろん夜伽もオッケーですよ!」 

ニート「そっちのサポートはいらな――サポート快く受けよう」 

少女「はい!」
14: :2011/02/25(金) 20:14:41.77 ID:
そんなこんなですぐに夜になった 
新しい誰かがいようと、俺の一日はかわらないのだ 

少女「うわー、やってること非生産的すぎますねー」 

ニート「うるせえ」 

少女「つまらなくないですか?」 

ニート「別に。いつもだし」 

少女「うーん、そんなものなんですかねえ」 

ニート「そんなもんだ。んで、ゲームはいつ始まるの?」 

少女「貴方が寝たらです!」 

ニート「……寝たら?」 
15: :2011/02/25(金) 20:18:17.72 ID:
少女が寝ろ寝ろとうるさいので、適当にネットを巡回してから俺はさっさと寝た 

少女「あ、夜伽どうします?」 

ニート「いやいいよ今日は。なんか気分のらん」 

少女「そんな! 私そんな魅力ないですか!」 

ニート「しるか」 

少女「そっぽむかないでくださいー!」 

ぽかぽかと毛布の上からたたかれたが、無視をした 
というより、そうするしかなかった 
女性経験が圧倒的に足りなかったのである 

ニート(無念……) 
16: :2011/02/25(金) 20:22:50.00 ID:
ニート「あれ?」 

目が覚めたつもりだったのだが、何故か見えるのは自室の天井じゃなかった 

ニート「それどころか屋外なわけだが……夢か」 

少女「夢じゃありません!」 

ニート「!?」 

辺りを見回すが、少女はいない 

ニート「え?」 

少女「ああすいません! 私、貴方の中にいます!」 

ニート「え?」
17: :2011/02/25(金) 20:27:44.25 ID:
少女「ゲームが開始したんですよ! ほら、右手見てください!」 

ニート「み、右手? ……銃?」 

少女「はい! ゲームは簡単。その銃を敵にぶつければいいのです!」 

ニート「銃って撃つもんだろ……」 

理解が追いつかず、それだけを言う 

少女「撃っても大丈夫ですけど、たぶんあたりませんよ! 射撃経験とかなさそうですし! だからぶつければおっけーです!」 

ニート「は、はあ。っていうか俺自身がやるの!?」 

少女「はい! がんばってください!」
18: :2011/02/25(金) 20:34:02.04 ID:
威勢の良い少女に反論しようとしたのだが、できなかった 
月影の下、屋根の上 
黒い服を着た男が立っていた 

その男の顔は見えない 

少女「だめ、よけて!!」 

咄嗟だった 
俺はただ、指示に従うままがむしゃらに横へと飛び退る 



  


この記事へのコメント

1.  Posted by  名無しクオリティ   投稿日:2018年04月09日 23:31

懐かしいな
これリアリで見てたわ

2.  Posted by  名無しクオリティ   投稿日:2018年04月09日 23:55

主人公がアホなことで説明をろくにしない文章は読む気にもならない

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