中国政府が「信用度」をスコア化、市民をランク付けするシステムを導入…超・監視社会が現実に
China has started ranking citizens with a creepy "social credit" system
2014年に発表され、実験的に試みられているこの個人評価システムは、セサミ・クレジット(芝麻信用)と呼ばれ、アリババが運用しています。
現在はまだシステムが統一していない実験段階ですが、2020年までには完全な施行を目指しているとのこと。
スコアは支払い能力、人脈、ステータスなど、様々な要素によって変動し、スコアが高いと報酬を得られ、下がると以下の罰を受けることになります。
1.飛行機や電車の利用禁止
2.インターネットのスピード制限
3.本人や子どもが希望する学校に入学できない
4.就職に不利
5.高級ホテルの利用禁止
6.市民の悪例として公共にさらされる
今よりはるかに厳しい監視社会になると思われるこのシステムの導入に、海外掲示板では驚きの声が上がっていました。
コメントをご紹介します。
●「ブラックミラー」は正確に我々の未来を予測しているな。
(イギリスのSFテレビシリーズ。現代社会のテクノロジーがもたらす予期せぬ結果をダークに風刺。 - Wikipedia)
↑そんなことはない。このシステムは2014年に発表されたが、ブラックミラーは2016年だった。
↑じゃあブラックミラーは現実を再現しているな。
●このシステムが失敗して中国政府が痛い目に遭うといいと思うよ。
●ゲームの所持数が多すぎると減点?
↑心配するな、ゲームが多すぎるなんてことはありえない。だからそのことで減点されることはないはずだ。
●社会の美学、よい人間関係、敬意などは、自発的であるべきだ。他人の態度の本音がわからなくなって自分なら気が狂う。
●信用スコアを高くするためのビジネスを考え出す奴が現れて、金を儲けるだろうな。
↑あるいは信用を向上させる相談サービスとかね。
●中国はどんどん暗黒面に落ちているな。不条理なレベルになり始めている。
●このセサミクレジットの最も怖いところは、このスコアがSNSの人々ともリンクしているところ。もし信用のない悪い市民となれば、自分とつながっている周りの大事な人までいっしょに下げてしまう。
例えば自分が政府の悪口を言ったなら、妻や同僚、そしてその家族まで影響する。きっと妻も含めてみんなが自分を削除してくると思うが、周りからのプレッシャーやら追放の恐れなどが出るだろうね。
厳しいネット検閲や制限があると言われる中国ですが、このシステムが完全導入されると、今の比ではなくなりそうです。