9811572「自前の球場を持っている阪神タイガースや西武ライオンズなどを除くと、球場に高額な使用料を支払っています。札幌ドームの場合、基本使用料の上限は1日800万円。観客が2万人以上だと、1人につき400円が加算するので、観客4万人で1600万円を支払う計算です」・・



日ハム、高かった札幌ドーム“家賃” 500億円新球場の算盤は


ファイターズの札幌ドームの試合数は年50試合以上で、球場使用料など11億円以上を支払うという。

札幌ドームは株式会社だが、札幌市が筆頭株主の“第三セクター”。2年前、ファイターズは球団と選手会が札幌ドームに対して、球場使用料の引き下げや人工芝の張り替えなどを要望した。球団を“子会社”に持つある企業の役員がいうには、

「札幌ドームはその要望をほとんど聞き入れなかったので、ファイターズはホーム移転を決意したのです」

その後、ファイターズは異例の公募形式でホーム移転の受け入れ先を探し始めたのである。

「最終的に、札幌市と北広島市に絞られました。北広島市は固定資産税の減免のみならず、親会社の日ハムが提唱する球場を始め、娯楽施設や食のテーマパークなどが併設する“ボールパーク”建設の協力も惜しまないと約束しました」


・日ハム新球場、北広島に



結果、人口約6万人の北広島市に軍配が上がり、日ハムは電通の協力を仰ぎ、500億円を投じて新球場建設に乗り出すことに。早ければ23年に移転するが、巨額の資金を回収できるのか。

「球場使用料を支払わなくて済み、新たな収入が生まれるので球場の設立資金は回収できるでしょう」こう語るのは、セ・リーグ人気球団の幹部だ。

「球団や選手の関連グッズは利幅が大きいものの、“賃貸”だと球場にピンハネされる。また、球場に設置されている企業広告も大きい。
看板の設置場所によっては年間億単位になるが賃貸では球団には1円も入りません。自前の球場だとすべて球団の懐に入るので、経営が安定します」・・


・日ハム北広島移転を誘導した電通に誤算















・日ハム新球場 決定の北広島市 市長が喜び会見