209 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2006/08/12(土) 01:44:04 ID:J+aLhtfy
職場のゴタゴタで人間不信になってる時、婚約していた彼に振られた。
何もかもが嫌になって、死んでしまおうと思い、駅のホームに身を乗り出した瞬間、
誰かに腕を掴まれた。振り向くと高校生の男の子だった。

男の子は「これ、落ちましたよ」って、ハンカチを差し出してきた。

「私のじゃないから。離してくれる?」

そう言うと

「嫌です」って、掴んだまま離してくれなかった。

「痛いから、離してよ!」って大声で言ったら、ホームの内側まで
引っ張られた。私は尻餅をついて、しばらくして大声で泣き出した。

私が泣いてる間、男の子はずっと傍にいてくれた。恥かしかっただろうなあ・・・
一通り泣いたら死ぬのが馬鹿らしくなって、「もう平気だから」って男の子に告げて
家に帰りました。

今は転職して、新しい彼も出来ました。もしあの時男の子が腕を掴んでくれなかったら、
私はここにいないと思う。せめて学校と名前だけでも聞いておけば良かった・・・

私の命を救ってくれた男の子、本当にありがとう。