299 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:04/11/25 12:12:46 ID:KTqVJSZC
私もひとつ食べ物がらみの想い出を。

運動会が雨で中止になり、教室で弁当を食べることになったある日、
弁当箱を開けるとなんだか甘いにおいがした。
よく見ると全てが何かの汁を吸ったように甘くてべたべたしている・・・。
私はがっかりしながらも、お腹が空いていたので皆にバレないようにこっそりと
食べた。
家に帰って母に猛抗議すると、「牛乳寒天入れたの・・・」と言って悲しい顔になった。
牛乳寒天は子供の頃母がよく作ってくれたおやつで、寒天に砂糖と牛乳を入れたものだ。
私はそれが大好きで、よく作って欲しいとせがんだものだった。
それがおにぎりの熱でとけてしまったのだ。
私が弁当箱を開けて喜ぶ姿を想像しながら作ったのだろうと思うと、
急に母を責めたことが申し訳ない気持ちになった。
今もあの甘いおにぎりの味は忘れられない。