9822167体操界に美しき新王者が誕生した。男子決勝で、予選2位の谷川翔(かける、順大)が合計172・496点で優勝し、「キング」内村航平(29=リンガーハット)の11連覇を阻止した・・



内村破った谷川翔は「うたばん」でバク転披露の子役


決してまぐれではない。もともと才能はあったが、高校2年生で発症した腰痛に悩まされてきた。順大に入学した昨年は動けなくなるほどの激痛に襲われた。ようやく練習が積めるようになったのは昨年12月。世界選手権に初出場した兄航にも刺激され、「俺も(日本代表に)入ってやる」とこの大一番に合わせてきた。

白井は「ずっと自分の前で演技をしていて、次やるのにほれぼれするような美しい体操だった」と絶賛。内村も「予想外で急にドンときた」と驚きながらも「いい演技をした人が1番になる。その通りだと思った」と後継者を認めた。


・谷川翔選手






端正なマスクを持ち、華も感じさせる。幼少の頃は兄と一緒にアクション俳優ショー・コスギが代表を務める「ショー・コスギ塾」に所属。「アクションだけでなく、英語などいろいろ学びました」。

“体操の達人”として話題を呼び、TBSの歌番組「うたばん」でとんねるず石橋、元SMAP中居の前でランドセルを背負いながらバク転を披露したことも。子役で鍛えた度胸も備わる・・