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構わず行ってくれ! 続・妄想的日常

続・妄想的日常

おかえり。 
917 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2018/04/14(土)23:03:20 ID:tVo
友達の旦那さんAさんと、A家の近所の旦那さんBさんの話
友達(を通してAさん)に許可取って書き込み
AさんBさんともに40代の会社員で、勤務先は違うが最寄駅は同じ
だから二人とも毎朝同じ時間に家を出て、同じ電車に乗っているうちに仲良くなった
ある日、朝から強い雨で、早めに家を出たけれど駅に着くのが遅くなった
いつもの電車は逃してしまい、次の電車ももう到着する
AさんもBさんもあわてて駅の階段を駆け上がったが
雨で階段が濡れていて、Bさんが足を滑らせて転んだ
Aさんが助け起こすと、Bさんは足をひねったらしく動けない
Aさん携帯を取り出して「しっかり!救急車を呼びますから!」
Bさん「いやいい、それよりこの電車に乗らないと遅刻だ!Aさんは行ってくれ!」
A「しかしBさんを置いていくわけには!」
B「僕はいいんだ!君が会社に遅刻するのは忍びない!どうか構わず行ってくれ!」
A「で、でもっ……」
B「いいんだ!君だけは遅れてくれるな!僕に構わず行け!」
電車が到着
A「すまない!君の犠牲は無駄にしないから!」
B「頼んだぞ!きっと勝ってくれよ!」
A「任せろ!」
B「頼んだぞぉぉぉぉ~~………」(声がフェイドアウト)
A(振り返らず走りながら涙をこらえる)
もはや何のコントだよという展開だが、ともあれAさんは電車に乗って始業に間に合った
Bさんも駅員に助け起こされて、落ち着いてみたら片足を引きずりながらでも歩けるので
駅前の医院に寄って、足首の軽い捻挫だったので昼前には会社に行けたそうだ
友達(A奥さん)はこの話を聞いて「AもBさんも戦闘アニメとかの見過ぎ」と言っていたが
私は昔、爺ちゃんに教わった『戦友』という歌を思い出した



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