33関東、近畿、名古屋の旧ダイエーGMSを運営するイオンリテールストアの営業収益は前年比2.7%増の1418億円、営業損益は72億円の赤字(前期は102億円の赤字)だった・・



イオンの病巣…スーパーの利益率ほぼ0%


3社の中でも特にダイエーが深刻だ。イオンは18年2月期にダイエーの営業黒字化を目指していたが、結局、黒字どころか50億円を超える大幅赤字だった。また、20年2月期の売上高を7000億円と17年2月期の約2.3倍にする目標を掲げているが、18年2月期の大幅な減収という結果に鑑みて目標達成は厳しいといわざるを得ない状況だ。

イオン主導でもダイエーの再建は困難を極めている。レジやシステムなどでイオンの手法を取り入れ、イオンのプライベートブランド(PB)を販売し、特売日を旧ダイエー時代の木曜日からイオンの火曜日に変更するなどイオン色を強めた店舗運営を試みるも、運営方法が大きく変化したことで現場は大混乱に陥り、現場の士気が低下。そういった現場の混乱により来店客も戸惑い、客離れにつながってしまった。それが今もなお尾を引いている。


・イオン、連続赤字のダイエーを完全子会社化へ(14/09/24)



イオングループとしては、トップバリュを強化することでダイエーやグループのGMSのテコ入れも図る。

近年のトップバリュは「つまらないPB」と評されることもあり、売上高は伸び悩みを見せていた。そこでイオンは、15年度からトップバリュの抜本的な見直しに着手。顧客からの評価が低いものや収益貢献度が低いものなどを削るなどして、付加価値の高い商品開発に取り組んできた。

17年度はそれまでの取り組みや値下げが奏功し、トップバリュの売上高は前年比1.6%増の7271億円で3期ぶりの増収となった・・

・詳細はソース


・ダイエー企業グループCM













・ダイエー創業者 中内功氏 83年 波乱の人生