新しいeスポーツの団体日本eスポーツリーグ協会(JeSA)が誕生。
独自のプロ制度もあります。
●新しいeスポーツ団体が誕生
5月4日に国内2つ目となるeスポーツ団体
「一般社団法人日本eスポーツリーグ協会(JeSA)」が
発足したことが発表されました。
団体は「ユーザーフレンドリーシップを重視し誰もが楽しめる」を
コンセプトに2018年度より活動を開始するとのこと。
団体のもっとも大きな活動としては、独自のスポーツリーグ
「Z LEAGUE(ゼットリーグ)」の存在です。
Z LEAGUEでは日本各地のクラブハウスに所属するクラブチームが
優勝を目指し1年を通してリーグ戦を戦っていくeスポーツリーグで、
eスポーツリーグ界のプロ野球を目指します。
JeSAの基準を満たす施設が協会認定のクラブハウスとして認められ、
クラブハウスを中心とした情報発信やイベント開催を行っていくとしています。
Z LEAGUEのテーマは「ゲームのトライアスロン」。
一つのゲームタイトルではなく、全5戦5種目が“違うゲームタイトル”で
開催されるのが特徴。
このような仕組みにしている理由は「現在のeスポーツ業界の弱点であるともいえる、
eスポーツの専門化の解消を狙っている」ためだそうです。
またOne&Only株式会社協力の元、
クラブハウスのクラブチームにファンドを設け、
サポーターが資金を出すことができる仕組みも用意。
ファンドに集められた資金は各クラブチームの成績によって
総額が変動して還元されます。
さらに同団体は独自のプロライセンス発行システムを導入。
曖昧だったプロゲーマーの定義について、JeSAによるプロの定義は
「賞金のかかった大会に参加できる実力のある者」と定めています。
発行するライセンスは「シューティング」「格闘」「MOBA/RTS」「レーシング」の4種類。
プロライセンスを得るには、JeSAの会員になることで協会認定のプレイヤーとして登録。
「チャレンジ」と呼ばれる各ライセンス毎のプロライセンス獲得戦において、
JeSA規定の順位以上を出した個人、チームに対してJeSAのプロライセンスを発行し、
JeSAの“プロ選手”として登録します。
プロライセンスの有効期限は取得して1年間とのこと。
具体的な活動についてはまだわかりませんが、賞金は出ないものの
5月29日にFPS「レンボーシックス シージ」のPC版にて
オンライン大会を開催するそうです。
ということで、新しいeスポーツ団体が発足しました。
すでにある「日本eスポーツ連合(JeSU)」と名前が紛らわしいところですが、
今後どういう活動をしていくのか注目ですね。
■関連リンク
4Gamer日本eスポーツリーグ協会 プレスリリース
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