2018.5.10 23:30
【決算】カドカワ、ニコニコ大苦戦で大幅減益 今後はバーチャルユーチューバー市場に攻勢
カドカワ株式会社:平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1582276
記事によると
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、あらゆるコンテンツの価値を高めるプラットフォーマーとしての飛躍を目指し、出版から総合メディア企業を目指す㈱KADOKAWAと、ネットとリアルの融合を目指すIT企業㈱ドワンゴの創造性を結集しながら、魅力あるコンテンツをあらゆるメディアにマルチ展開させて収益を最大化させるメディアミックス戦略を積極展開しております。
当連結会計年度における各セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
Webサービス事業の売上高は290億23百万円(前年同期比7.2%減)、セグメント損失(営業損失)は10億67百万円(前年同期 営業利益28億15百万円)となりました。
ポータルでは、日本最大級の動画プラットフォームである「niconico」における「ニコニコプレミアム会員」のサービス収入を柱とし、ウェブサイト上のバナー等の広告、有料動画等の関連収益を計上しております。期初には平成29年10月を予定していた「niconico」の新バージョン(く)(読み方:クレッシェンド)のリリースやスマートフォン向けの新サービスの投入が遅延するなかで「ニコニコプレミアム会員」は当連結会計年度末で207万人に減少しました。また、様々な最先端の機能の開発投資負担や既存サービスの改善費用負担が主な減益要因となりました。
略
出版事業の売上高は1,126億91百万円(前年同期比0.3%減)、セグメント利益(営業利益)は60億円(前年同期比28.1%減)となりました。
電子書籍・電子雑誌では、㈱NTTドコモが運営する雑誌読み放題サービス「dマガジン」、当社グループの総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」、他社の電子書籍ストアでの販売がいずれも好調で、出版業界の厳しい環境の下、成長が続きました。
書籍では、ライトノベル・コミックス分野での「Fate」「ソードアート・オンライン」「この素晴らしい世界に祝福を!」等のシリーズ作品の他に、文芸書では「西郷どん!」「ラプラスの魔女」等、児童書では「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」がヒットしました。ノンフィクション分野における新機軸のジャンルや語学・学習参考書・辞典分野の強化を進め、「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」や、23年ぶりの改訂となった「新字源」が多くの読者を獲得しました。しかしながら、平成32年4月のフル稼働に向けてテスト生産を始めている製造・物流一体の最新鋭工場や出版分野でのデジタル関連の新規事業の準備費用、前年同期に歴史的ヒットを記録したアニメ映画「君の名は。」関連書籍の反動により減益となりました。
雑誌では、創刊30周年を迎えて月刊化した「レタスクラブ」が好調で、地域情報誌、テレビ情報誌も堅調でした。販売や広告売上の減少が続く市場環境の下でWebメディアへの移行等ビジネスモデルの転換を進めており、Webサイトのページビューや広告収入の増加といった成果につながっております。
映像・ゲーム事業の売上高は474億40百万円(前年同期比6.8%増)、セグメント利益(営業利益)は28億74百万円(前年同期比13.2%減)となりました。
映像では、実写は、文芸書からの大型メディアミックス作品「空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が売上に大きく貢献しました。アニメは、「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」「劇場版 Fate/kaleidliner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」の配給収入やパッケージソフト販売、「劇場版 艦これ」のパッケージソフト販売に加え、「Re:ゼロから始める異世界生活」「オーバーロードⅡ」「ソードアート・オンライン」のライセンス収入等、総じて好調でした。しかしながら、その他の実写作品の勢いが弱く、またアニメについても「君の名は。」から反動減もあり、減益となりました。
ゲームでは、アプリゲーム「天華百剣 -斬-」「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」やコンソールゲーム「DARK SOULSⅢ」が年度を通じて好調を維持し、また新作「ARK: Survival Evolved」のヒットや「ダンガンロンパ」シリーズを中心としたSteamでのキャンペーンの成功から、増収増益となりました。
その他事業の売上高は208億21百万円(前年同期比3.0%増)、セグメント損失(営業損失)は13億56百万円(前年同期 営業損失16億35百万円)となりました。
その他事業では、ネットとリアルを融合させた双方向性を特長とする教育プログラムの提供や、クリエイティブ分野で活躍する人材を国内外で育成するスクール運営を行う教育事業、キャラクター商品の企画・制作・販売やアイドルCDのeコマース等のMD(物販)事業を主に行っております。東京オリンピック・パラリンピックが開催される平成32年を収益化の目途としているインバウンド事業の準備費用等が引き続き計上されておりますが、教育事業の貢献により、赤字が縮小しております。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高2,067億85百万円(前年同期比0.5%増)、営業利益31億44百万円(前年同期比62.6%減)、経常利益37億16百万円(前年同期比49.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益10億38百万円(前年同期比82.0%減)となりました。
2018年3月期 通期決算説明資料
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=48151&code=9468
この記事への反応
・物凄い一手が無い限りニコニコはもう駄目だろう。
・ニコ動は未来感じないよね。金払っても感じんな時重くて見れないとか舐めてるよ(`・ω・´)
・すげー減り方してる。
・カドカワの決算予想わけわからん。どうやってV字回復するねんこれ
・カドカワ ニコニコのプレミア会員数予測が「ボクが考えたさいきょうのシナリオ」っぽくって焼酎フイタ。
で、プレミア会員数のV字回復を謳いながら「プレミア会員に頼らない」を同時に言うあたり中二の言い訳感しゅごい。
・ニコニコが普通のサイトに戻るのが先か、投資する体力がなくなるのが先か…
とにかくチャンネルだけは見れるレベルにしてくれ
動画や生放送は使ってないからどうでもいい
・電子書籍関連で伸びてるんかなと思ったけどニコニコやらかしが結構足引っ張ってしまったんかな…見た感じ20%以上はユーザ減ってないように見えるけど内訳ないからよくわからないね。
・カドカワはまさかvtuber特需に期待してるのか
・凄い減益。。
・多くの「フレンズ」を敵に回したからな。
当然の報いだ。
KADOKAWAよりVTuberを中心とした特集増刊『Vティーク(仮)』今夏発売決定
【増刊Vティーク 今夏発売決定!】
— コンプティーク&コンプエース (@comptiq) 2018年5月10日
VTuberを中心としたバーチャルキャラクターの特集増刊「Vティーク」の刊行が決定しました!
人気VTuberが続々登場予定✨
続報をお待ちください! pic.twitter.com/E7FjUKUkdC
やっと改善してきたニコニコだけど…
バーチャルキャストのVtuber人狼は面白かったから踏ん張って欲しい
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