メイド(♀)「坊ちゃまは私に謝らなくてはいけません。」
メイド「……あのお話は、嘘でしたようですね。坊ちゃま、本当はどちらにおいでだったのですか。今のうちなら、私は起こりませんから、本当のことを仰ってください。」
メイド「…………チッ…。」
メイド「……実はあのあと、私はどうしても坊ちゃまが心配になり、失礼とは承知の上で、こっそり後をつけさせていただきました。」
メイド「坊ちゃまは、私にとってかけがえのない存在。私の知っている人物ならいざ知れず、名も顔も分からぬ“友人”風情に坊ちゃまを数時間も任せてはおけませんもの。」
メイド「…………あのお方は、どなたなのですか?」
メイド「それなのに……坊ちゃまは、とても楽しそうなご様子でしたね…。……私と時間を過ごしているときには、見せないようなお顔を……あの女には、たくさんお見せになっておりましたね…。」
メイド「………………ああ……本当、狂いそうになる……。」
メイド「私がこのような気持ちになるのは……果たして、私の心が未熟で脆弱であるゆえでしょうか…………それとも……坊ちゃまが全部悪いのでしょうか……。私には、分かりません…。」
メイド「ですが…………。……………。」
メイド「私が坊ちゃまに対して、ほの暗い……いえ、どす黒い感情を孕んでいることは分かります…。」
メイド「…………。坊ちゃまは、私にごめんなさいしなくてはいけませんね。」
メイド「よろしいのですよ、そんなふうに怯えなくとも。昔はよくごめんなさいなさっていたではありませんか。」
メイド「花瓶を割ったときも、おねしょをしてしまったときも、私に悪い態度を取ったときも、そのたびにごめんなさいをしてきたでしょう?今回もそれと同じ。なにも変わりはありません。」
メイド「……さあ、どうぞ。ご安心ください、私はしっかりと一語一句漏らすことなく聞き届けますから。ですから、はやく仰ってください。」
メイド「メイドさんに嘘をついてごめんなさい、と。メイドさんのことを裏切ってごめんなさい、と。メイドさんの気を引くために、こんなことをしてしまって本当にごめんなさい、って。」
メイド「……どこを向いているのです。人に謝るときは、相手の目をしっかりと見ながら謝るものです。私の目を見てください。……チッ。」
メイド「私の目を、見ろ。」
メイド「私のことを、怒らせたいのですか?私、怒ると怖いですよ。坊ちゃまは分かっておいでですよね。昔は毎日のように泣かされておりましたものね。」
メイド「そのおかげで坊ちゃまは素直でよい子になりました。かわいいかわいい坊ちゃまになりました。…………しかし、甘やかしているうちに……少し調子に乗らせてしまったのでしょうか…。」
メイド「坊ちゃまは私の言うことを聞いてさえいればよろしいのです。メイドさんの思い通りにならなくてごめんなさい、と。メイドさんに逆らってごめんなさい、と。」
メイド「私の目を見て、縋るような目つきで見て、私の手を握りながらそう謝りなさい。私に媚びるように謝りなさい。はやく。」
メイド「…………これ以上震えたくなければ…………私の言うことを、聞いておけ……?」
メイド「……さあ、最後のチャンスですよ。今のうちに謝れば、私は坊ちゃまをお許しいたします。すぐに坊ちゃまを甘やかしてさしあげますからね。……さあ、どうぞ。」
メイド「…………どうぞと、言っておりますが…?」
メイド「…………。」
メイド「…………ふふ……♡」
メイド「……はぁい、よく言えましたね。しっかりと“よい子”に戻ることができました…。…………ですが……」
メイド「やっぱり、許しません。……ほら、こちらへいらっしゃい……。…………はやくしろ…。」
メイド「先に嘘をついたのはそちらでしょう?これでおあいこですよ。…………地獄を見せてやる…………。」
━━━
━
メイド「……ふぅ。…………お疲れ様でした、坊ちゃま。坊ちゃまの誠意が、痛いほど伝わって参りましたよ。」
メイド「思えば、私も少し目くじらを立てすぎたのかも知れませんね。坊ちゃまが私以外の人間のものになることなどありえないのに、少し焦ってしまいました。」
メイド「そう……坊ちゃまは本当に手のかかる子ですから、私がずっと傍にいなくてはいけません。他の人間に坊ちゃまの世話をさせるなど……とてもとても…。」
メイド「しかし、そういった意味では今回の一件は私と坊ちゃまの絆の深さを再確認するためのいい機会でした。坊ちゃまの“ご友人”にも、あとで菓子折りでもお持ちしましょうか。ねぇ、坊ちゃま?」
メイド「……もう、またそんなにだらしない格好をなさって…。いつまでも子供じゃないのですから、もう少ししっかりしてください。」
メイド「……もし赤ちゃんができたとき……こんなパパでは恥ずかしいですよ?」
メイド「…………聞いておいでですか?…………ああ、意識がないのか…。」
メイド「うーむ、少し激しくしすぎたでしょうか。……ああ、こんなに腫れて……可哀想に…。」
メイド「しかし……この傷も、この痛みも、すべては私と坊ちゃまの絆の証。消したりなどと、考えてはいけませんよ?」
メイド「そうしたらまた……いえ、今度はもっと酷く…………お仕置き、ですかららね。ふふふ。」
逆に考えるんだ
実はこれは素ではなくて、こういう態度を取るにはなにか理由が別にあるんだと考えるんだ
あと参考画像ちょうだい
でっっっかいしつっっっよい
乳首はよわい
お前らさぁ!!!なあ!!!!!
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コメント一覧
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- 2018年05月12日 20:57
- ロベルタ確定
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- 2018年05月12日 20:57
- デカァァァァァいッ説明不要!!
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- 2018年05月12日 21:01
- 封神演義のビーナス ( 雲霄)みたいなメイド想像した
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- 2018年05月12日 21:07
- こんなメイド嫌やわ…
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- 2018年05月12日 21:17
- ところどころ、急に男言葉になるの恐い
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- 2018年05月12日 21:31
- ロベルタやめぃw
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- 2018年05月12日 21:33
- 今回はパスで
もっとあま〜いのがいい
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- 2018年05月12日 21:37
- だってそれ以外想像つかないもん
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- 2018年05月12日 21:43
- ロベルタの部下のロリメイドでも可
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- 2018年05月12日 21:48
- 俺って怒ったら怖いですよ?w
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- 2018年05月12日 22:05
- 暗黒微笑(笑)じゃなくてマジで怖いメイドさんなんてそうそういないからね、しょうがないね
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- 2018年05月12日 22:06
- ロベルタはガルシア坊ちゃんに手を上げたりなんてしないんだよなぁ
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- 2018年05月12日 22:14
- 幼女メイドに蹂躙されるのは好きだけど巨女はなぁ
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- 2018年05月12日 22:33
- 命令口調使わずに感情を表現してほしいけど
実際この手の女でも怒ったら敬語取れるもんなの?
ロクに話した事すら無いから分からん
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- 2018年05月12日 23:02
- ごめんちょっとイラッときたわ。
何様だよこちとら雇ってやってんだぞ。
速攻でクビにするわ。
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- 2018年05月12日 23:18
- ロベルタが嫌なら、そうだな
メイドインアビスのオーゼンとか、どうだろうか
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