【グラブル】イオ「ジータっておっぱいおっきくなったわよね」
- 2018年05月17日 21:10
- SS、グランブルーファンタジー
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百合注意
イオ「どうしたも何も、気になっただけよ」
ルリア「確かに出会った頃よりも明らかに大きくなってます」
ジータ「そうかなぁ?」
イオ「そうよ! 鏡見たらわかるでしょ!」
ジータ「いや昔のおっぱいの大きさと比較しないと何とも言えないよ」
イオ「何やったのよ? 教えなさい!」
ルリア「私も知りたいです!」
ジータ「何もやってないって。普通に成長しただけだよ」
イオ「嘘! 短期間に成長しすぎだもの! 絶対なんかやってる!」
ルリア「私もおっきくなりたいです!」
ジータ「知らないってば! あっ、もしかしたらルリアがいっぱい食べた分の栄養が、私の方に反映されてたりして」
ルリア「ええっ!? ずるいですよジータ! 私のおっぱい返してください~!」モミモミ
ジータ「きゃあっ!? ルリア待って! 冗談だから! ちょっ、くすぐったい!」
ルリア「吸えば取り戻せますかね」ヒュ…
ジータ「わぁぁぁ! 待ってルリア! イオちゃん助けて!」
イオ「それじゃあ、あたしには真似できないじゃないのよ」スタスタ
ジータ「イオちゃぁぁん! 待ってぇぇぇ! いつものツッコミをプリーズ! ビィも1人でサッカーしてないで助けてよぉ! ね、ねえ落ち着いてルリア、吸っても何も出なぁぁぁ――」
レ・フィーエ「あら、こんなところにメダルが。いただいてしまってもよろしいでしょうか?」
ベアトリクス「今月も組織パンが貰える日が近づいて来たな~楽しみだなぁ」
イオ(みんなおっきくなるドラフはともかく、この艦おっきい人が多いのよね)
イオ(サラなんてあたしよりも年下なのにもう谷間出来てるっていうのに……)ペタペタ
イオ「はぁ……」
ロゼッタ「どうしたのイオちゃん?」
イオ「ロゼッタ」
ロゼッタ「なんだか元気ないけど大丈夫?」
イオ「ううん、何でもない」
ロゼッタ「そう? さっきから皆の胸を見ていたようだけど」
イオ「えっ、き、気づいてたの!?」
ロゼッタ「ええ。皆の胸を見て、自分のを悲し気に触ってたからつい声をかけちゃった」
イオ「どうしたら大きくなるのかな?」
ロゼッタ「イオちゃんはまだ子供なんだから、成長すれば自然に大きくなるわよ」
イオ「だって、大きくないと似合わないネックレスとかあるし」
ロゼッタ「ネックレス……あぁ、災厄の再来のときのこと、まだ気にしてたんだ」
イオ「サラがもう谷間出来てたのよ? なのにあたしはまだぺったんこで」
ロゼッタ「成長には個人差があるわ。焦っちゃだめよ」
イオ「だけどあたしはロゼッタと同じネックレスが似合う女に――」
ユグドラシル「――♪」ダキッ
ロゼッタ「あぁん、どうしたのユグドラシル? ご機嫌ね。そう、ミュオンがリンゴジュースを。お礼は言った?って、通じないか」
イオ(ユグドラシル、ロゼッタほどばいんばいんじゃないけど、十分大きいよね。あたしよりよっぽどロゼッタと吊り合ってる……)
イオ「ごめんロゼッタ、あたしもう行くね」
ロゼッタ「イオちゃん?」
イオ(成長なんて待ってられない! 早くおっきくなりたいわ!)
イオ「ええ。あたしのおっぱいをおっきくして。カリオストロならできるでしょ?」
カリオストロ「なんでオレ様がそんなことしなきゃなんねぇんだよ?」
イオ「お願いよカリオストロ!」
カリオストロ「できるけど趣味じゃねぇ。巨乳になるより今のお前の姿の方がよっぽど美少女だろ」
イオ「美少女かどうかじゃなくて、おっぱいを大きくしたいの!」
カリオストロ「胸なんかデカくてもいいことねぇだろ。着られる服も限られるし、うつ伏せとかになれなくなるし、重いし、邪魔だし」
イオ「大きくないと似合わないアクセサリーとかあるでしょ」
カリオストロ「あぁまあそりゃあるかもな。だけど大きいと似合わないのもあるからプラマイゼロだ」
イオ「あたしはそのプラスがほしいのよ!」
カリオストロ「何をそんなにムキになってんのか知らねぇけど、その内デカくなるだろ。ハーヴィンじゃねぇんだから」
イオ「今大きくしたいの~!」
カリオストロ「ああもううるさい! これだからガキは!」
イオ「ガキって何よ! あたしはねぇ!」
カリオストロ「いいか!? 可愛いさってのはな、一朝一夕で身につくもんじゃねぇんだよ! このオレ様ですら美少女1人創るのに7日はかかんだ!」
イオ「は、はぁ?」
カリオストロ「楽して可愛くなろうなんてぇ、世界が許してもこの天才美少女錬金術師のカリオストロが許さないぞっ☆」
カリオストロ「ってことだ。帰れ」
カリオストロ「あんまりうるさいとぉ、ウロボロスでバクってしちゃうぞっ☆」
イオ「ぐぬぬ」
カリオストロ「胸がデカくなるかは知らんが、今でも十分美少女なのに高望みするんじゃねぇよ。自然な体のまま可愛くなれることがどれだけ恵まれてるかわかんねぇのか」
イオ「あっ……」
カリオストロ「ふんっ、ほらもう行け。オレ様はこれから馬鹿弟子の面倒見なきゃいけねぇんだから」
クラリス「ししょーひっど~い」
イオ「クラリス、聞いてたの?」
カリオストロ「何が酷いんだよ?」
クラリス「おっぱいの悩みは女の子の永遠の命題なんだよ? それがわかんないってやっぱり」
カリオストロ「やっぱり、なんだ?」キュイーン
クラリス「い、いや……とにかくけちんぼなししょーでごめんねイオちゃん」
イオ「ううん、いいの。無理なお願いしてるっていうのはわかってたから」
クラリス「うちがやれたらやってあげるけど、うちだと増やすどころか消し飛ばしちゃうから」
カリオストロ「ないもんを消し飛ばすことはさすがのお前にもできないだろうけどな」
イオ「なっ!?」
クラリス「ししょー! 気にしてるのわかっててそういうこと言うのやめなよ!」
カリオストロ「いいんだよ、こうやって意識させときゃ大きくなりやすくなんだろ」
クラリス「まったく根拠ないし。本当にごめんねイオちゃん。イオちゃんは絶対可愛くなるから!」
カリオストロ「オレ様には及ばねぇだろうがな」
クラリス「いやいや、ししょーよりは可愛くなるよ。最カワはうちだけど」
カリオストロ「おい、そりゃオレ様よりお前の方が可愛いってことか?」
クラリス「えっ、当然でしょ?」
カリオストロ「ほざくじゃねぇか、恋愛クソザコのくせによぉ」
クラリス「そ、それは関係ないじゃん! 大体ししょーだってジータにお姫様抱っこされたとき本気で照れてたし!」
カリオストロ「は、はぁぁ!? オレ様がてれ、照れるわけねぇだろ! あれはな、ああやって照れたように見せることで可愛さをアピールするためで!」
クラリス「ふ~ん、本当かなぁ?」
カリオストロ「なんだその目は? いいぜ、じゃあ今からジータんとこ行って証明してやる。オレ様は惚れる側じゃなくて惚れさせる側だってなぁ!」
クラリス「ちょちょ、ちょっと待ってよ、それって告白とかするってこと!? だめだからぁ!」
イオ「行っちゃった……」
イオ(スレンダーな美人っていうのもカッコいいけど、あたしはロゼッタに吊り合うようになりたい)
アン「グーレアっ」
グレア「きゃっ! アン、急に抱き着いて来たらびっくりするよ」
イオ(アンさんとグレアさんくらいの大きさだったら吊り合ってるわよね。グレアさんの方が大きいけれど、アンさんだって十分おっきい)
イオ(そういえばサラもアンさんも何かを召喚して戦うって共通点があるわ。ジュリエットさんとマギサさんも大きいし、もしかして召喚が巨乳の秘訣!? ルリアは違うけど)
アン「イオちゃんも混ざりたい?」
イオ「えっ?」
アン「ずっとこっちの方見てたから混ざりたいのかなって。いいよ~こっち来てグレアをモフモフしましょ」
グレア「は、はずかしいからだめだよアン」
イオ「違うの。召喚術みたいな何かを使役する術が使えると、おっぱいおっきくなるのかなって思ってただけ」
アン「おっぱい?」
グレア「なにを言い出すのイオさん!?」
アン「う~ん、確かにモーさんを使役するマギサさんは、もしかしたらドラフ含めてこの騎空団一かもしれないしねぇ」
イオ「でしょ? アンさんだっておっきいし」
アン「あははは、こんなのグレアのと比べたら全然だよ。ね、グレア?」ムニ
グレア「アンっ! 持ち上げないでよ~!」
イオ「グレアさんはドラフじゃないけど角が生えてる……ということは角も巨乳の秘訣?」
グレア「いやたぶん関係ないと思うよって、アン! そろそろ離して~!」
イオ「うん。種族の違いは分かるけど、ドラフはあたしくらいの身長でばいんばいんだし」
グレア「男の人はものすごく身長大きいのにね。不思議な種族だよ」
アン「骨格とか違うんじゃないかなぁ。イオちゃんが今の身長でばいんばいんだと、ヒューマンの骨格じゃ耐えられないかも」
イオ「でも同じヒューマンのサラはもう谷間出来るくらいあるし」
アン「あぁ、だから使役術使いはおっきいかもって思ったんだ。確かにあの子結構発育いいよね」
グレア「えっ、何で知ってるの?」
アン「そりゃお風呂とかで一緒になったとき見ることくらいあるでしょ」
グレア「いつも他の人と被らない時間に入ってるから……」
アン「もう! せっかく社会科見学ってことで騎空団に入れてもらってるのに、打ち解けようとしないでどうするの!」
グレア「だって、裸になったら余計に尻尾とか羽根とか目立つし……」
アン「そんなの気にしてたんだ。誰も変に思ったりしないよ」
グレア「わかってるけど……」
アン「だったら私が一緒にいてあげるから。それならいいでしょ?」
グレア「アンと一緒なら、大丈夫」
アン「よし、ってかもっと早く一緒に入ろうって言ってほしかったんだけど」
グレア「それもはずかしいよ……」
アン「今更。まあいっか。じゃあ今日は一緒にサラちゃんの発育を確かめよう!」
グレア「いやっ、発育確かめるためにお風呂入りに行くんじゃないからね!?」
イオ「気にしないで。あたしと同じ体の問題のことだったもの」
アン「グレアが気にしすぎなんだよ。尻尾なんてユエルさんやソシエさん、それにアンチラちゃんにだって生えてるのに」
グレア「それとは違うでしょ」
アン「そんなこと言ったら私の顔とグレアの顔も、同じ顔って部分だけど違うでしょ。それと同じ」
グレア「それは……」
アン「私はその自分だけの部分を、グレアにもちゃんと誇りに思ってもらいたいんだ」
グレア「アン……」
イオ(自分だけの部分……)
アン「ってぇことで! お風呂で皆にじっくり見てもらいましょうか!」
グレア「ええっ!? み、見せびらかすの!?」
アン「視線に慣れれば普通だって思えるようになれるでしょ? ガンガン見てもらうわよ! 穴が空くくらいに!」
グレア「穴があったら入りたくなるよ……」
イオ「じー」
グレア「い、イオさん?」
アン「おおっ! 予行演習で今見てくれてるのね! よぉし、慣れるのよグレア!」
グレア「うんっ、がんばる」
イオ「じー」
グレア「う……」
アン「……」
イオ「……」
グレア「うぁ……」
イオ(グレアさん、はずかしがり方がちょっと色っぽい)
グレア「やっぱり無理~!」ダッ
アン「あちゃ~ちょっと荒療治だったか。付き合ってもらってありがとうねイオちゃん」
イオ「お風呂に居合わせたらまた手伝うわ」
アン「うん、お願い。今度は拘束魔法で捕らえておこうかしら」
イオ「それはさすがにやりすぎだと思うわ」
イオ(誇りに思えるようなところなんてどこにあるんだろう)
マギサ「あら、イオちゃん」
イオ「マギサさん」
マギサ「何か悩み事?」
イオ「わかります?」
マギサ「そんな顔してたら誰にだってわかるわよ。私でよければ話を聞くわ」
イオ「おっぱいおっきくしたいんです」
マギサ「は?」
イオ「だから、おっぱいおっきくしたいんです!」
マギサ「……ぷっ。くくくっ」
イオ「ちょっとぉ! なんで笑うんですか!?」
マギサ「いや、ごめんなさい。本当に深刻そうな顔してたからどんな大事かと思ったら、予想外に可愛らしいことだったものだから」
イオ「あたし真剣なんですけど」
マギサ「そう、そうよね。女の子だもの、気になるわよね」
イオ「マギサさんがおっきいのはモラクスを使役してるから?」
マギサ「どうして?」
イオ「サラもアンさんもジュリエットさんも、使役する術を使う人はみんな大きいから」
マギサ「ルリアちゃんは?」
イオ「ルリアは、一応ジータと一体化してるのでジータでカウントします!」
マギサ「うふふ、ちょっと苦しいわね」
マギサ「答えを言うと残念ながら関係ないわ」
イオ「使役する術って魔力が必要だから、魔力が多いと大きくなるとかじゃなくて?」
マギサ「魔力の多さもあんまり関係ないと思うわ。私に匹敵するほどの魔力を持ってたさくらちゃんや、それこそイオちゃんだって魔力はそこらの魔導士より多いでしょ?」
イオ「うぅ、そっかぁ」
マギサ「本当はわかっていたんでしょう? 胸が大きい理由に共通項なんてないんだってこと」
イオ「マギサさんには何でもお見通しね」
マギサ「こんなのは私の力を使うまでもない話よ。わかっていても理屈をつけて希望を持ちたがるのが人間というものだもの」
イオ「でもマギサさんならおっぱいおっきくする魔法とか知ってるんじゃ!」
マギサ「そうやってね」
イオ「あぅ……」
マギサ「どうしてそんなに急いでいるの?」
イオ「それは、えっと、付けたいネックレスが胸大きくないと似合わないから」
イオ(本当はロゼッタと同じネックレスが似合うようになりたいから、だけど)
マギサ「うふふ、背伸びしたい年頃ね」
イオ「子供扱いしないで……って言えませんよね」
マギサ「それがわかっているだけ少しは大人よ」
イオ「あたしの体に巨乳には合いませんか?」
マギサ「物理的な身の丈の話じゃなくてね。そっちも個人的に言えば今のままの方がバランスはいいと思うけれど」
マギサ「今のイオちゃんは今しかいない」
イオ「今のあたし?」
マギサ「そう。今のイオちゃんには今のイオちゃんに似合う格好があるでしょ? それはきっと今しか似合わないの」
マギサ「ああなりたい、こうしたいという気持ちは勿論わかるわ。けれどどうあっても変えられないものというのはある」
マギサ「そういうときにやるべきは、今の自分に似合う姿を求めることじゃないかしら?」
マギサ「なりたい自分に変わっていくまでの間、今の自分でしかできないことを目いっぱい楽しむこと。それはね、イオちゃん。成長できる子供にだけ許されるものなのよ」
イオ「子供にだけ……」
マギサ「そう。変わりたいという気持ちも大事だけど、未来だけを見つめて今を疎かにしちゃいけない。私はジータと出会ったことでそれを知ったわ」
イオ「理屈は理解できるわ。けれど、あたしがなりたいのは……」
マギサ「未来のことを考えることも大切。けれど、今貴女がやっていることは今から逃げようとしているだけに見えるわ」
マギサ「今の貴女も十分素敵なレディよイオちゃん。もっと自信を持ちなさい」
イオ「どこら辺が、でしょうか?」
マギサ「それは、自分で考えましょうか」
イオ「ええ~?」
マギサ「それを考えて見つけることが、今を大切にするということよ」
イオ「はぁい……」
イオ「はぁ……」
ロゼッタ「またため息ついてる」
イオ「ロゼッタ」
ロゼッタ「まだ元気出てないみたいね」
イオ「うん。色々頑張ったけど、やっぱり願いが叶いそうにないっていうのがわかったから」
ロゼッタ「そう、それは残念ね。それじゃあ、これで少しは元気を出してくれるかしら?」
イオ「これ……ネックレス?」
ロゼッタ「そう。イオちゃんに似合うと思って買って来たの。こっちに来て」
イオ「あっ、自分で付けるわよ!」
ロゼッタ「いいの。プレゼントなんだからアタシが付けるわ。よし、できた! はい鏡」
イオ「似合ってる、かな?」
ロゼッタ「アタシは似合ってると思うけど、イオちゃん本人はどう思う?」
イオ「似合ってる、よ! うん、ありがとうロゼッタ!」
ロゼッタ「うふふっ、イオちゃんに元気が戻ったならそれでいいわ」
イオ「ええ!」
ロゼッタ「それじゃ、少しかがんで……」スッ
イオ「よい、しょっと」
イオ(やっぱり間近で見ると迫力があるわね)
ロゼッタ「今日は胸が気になる日なのね」
イオ「わっ! ご、ごめん!」
ロゼッタ「ふふっ、あまり露骨な視線はお断りだけど、イオちゃんにならいいわ」
イオ「あたしだってそんなに露骨には見ないわよ、これからは。できた!」
ロゼッタ「ありがとう。どう?」
イオ「すごく似合ってる! 綺麗よ!」
ロゼッタ「ありがとう。うん、思った通りね」
イオ(あれはロゼッタだから似合うのよ。あたしには似合わない。本当は同じのが――)
ロゼッタ「イオちゃん。アタシのネックレスとイオちゃんのネックレスね、ペアになってるの」
イオ「……え?」
ロゼッタ「同じ素材でまったく別のコンセプトで仕上げてみたんですって。こんなに変わるものなのね」
イオ「そう、なんだ。ロゼッタのとペアに」
ロゼッタ「プレゼント探してるときに見つけて、これしかないって思ったの。だって、片方はイオちゃんじゃないと似合わないけど、もう片方はアタシじゃないと似合わないじゃない?」
イオ「ロゼッタならあたしのも似合うわ」
ロゼッタ「そう言ってくれるのは嬉しいけれど、やっぱりそれが似合うのはイオちゃんよ」
イオ「そうかな?」
ロゼッタ「同じネックレスが似合うようにって言ってたから、最初は同じにしようと思ったの。けれどそれだとイオちゃんらしさも、アタシらしさも引き立たなくなってしまう」
ロゼッタ「装飾品はその人を引き立てるために付けるもの。アタシがよりアタシらしく、イオちゃんがよりイオちゃんらしく見えるようになるものを選ばなくっちゃね」
イオ「あたしらしい、って何かな?」
ロゼッタ「星晶獣や七曜の騎士にさえ啖呵を切れる強さ。いつだって周囲を笑顔にしてくれる天真爛漫な明るさ。小さくて細くて人形のような可憐さ。それから――」
イオ「も、もういい! はずかしいからもうやめて!」
ロゼッタ「イオちゃんらしいところならいくらでも言えるわ。だって、私の好きなところですもの」
イオ「うぅ、ロゼッタ直球すぎるわよ。顔から火が出ちゃう」
ロゼッタ「そのイオちゃんらしさは、アタシらしさにない部分。そして、その逆も」
イオ「うん。あたしはロゼッタみたいに落ち着いた大人のレディじゃないし、周囲を惹きつけるような妖艶さもないわ。あとおっぱいもちっちゃい」
ロゼッタ「同じじゃないから惹かれるのよ。アタシにはない『らしさ』を持っていて、そして『アタシらしさ』を好きでいてくれるイオちゃんに」
イオ「あたし、ロゼッタと吊り合いたかったの」
ロゼッタ「もう十分吊り合っているわ。お互いに違う自分らしさだけど」
イオ「きっと、お互いに必要なあたしらしさなのね」
ロゼッタ「思い立ったらすぐ行動しちゃうものねイオちゃんは」
イオ「けど思い立つまでにちゃんと考えるから!」
ロゼッタ「そうね。そこがイオちゃんのいいところ。イオちゃんらしさの1つね」
イオ「あたしね、今のあたしらしさをもっとロゼッタに見てもらえるようにする」
ロゼッタ「そうしてくれると嬉しいわ」
イオ「けど、やっぱりロゼッタみたいな大人のレディになりたいって気持ちも捨てきれないわ」
ロゼッタ「それも嬉しい」
イオ「どうして? 違ってるから惹かれるんじゃないの?」
ロゼッタ「イオちゃんが完全にアタシになるわけじゃないもの。アタシに憧れてくれるっていうのはすごく嬉しいことじゃない」
イオ「違ってるから惹かれるのに、同じになっても嬉しい。中々複雑ね」
ロゼッタ「人間の心なんてそう簡単に言い表せられるものじゃないわ。私のこの気持ちは、一言で言い表せられるけれどね」
イオ「どういう気持ちなの?」
ロゼッタ「イオちゃんが好き」
イオ「……~~~っ」
ロゼッタ「きっとこの気持ちは、今も同じだと思うけれど」
イオ「……ええ。あたしもロゼッタが、大好き!」
ロゼッタ「この気持ちは違うより同じ方が嬉しいことはわかるわね」
イオ「当然よ」
ロゼッタ「ふふふっ」
イオ「ふふっ……ねぇ、ロゼッタ?」
ロゼッタ「なぁに、イオちゃん?」
イオ「もう一度屈んでもらっていい?」
ロゼッタ「いいわよ。よいしょっと。それで、何の用かしら?」
イオ「ちゅ、チューして――」ググッ
クラリス「ドカーン!」
イオ「うええっっ!? なに!?」
ロゼッタ「外からよ。行きましょう!」
イオ「んもぉぉ! いいところだったのに!」
クラリス「くっ、効いてない!?」
カリオストロ「くそっ! どうなってんだ!?」
ルリア「このおっぱい、我の胸に1つにせしめん」ヒュゴゥ
ジータ「あへぇぁ……またお嫁に、いけなくなっちゃった……」ビクンビクン
謎のひかビィ「オイラは局部を隠すだけの存在!」
クラリス「ジータぁ! ジータのおっぱい吸うなんてうらや……じゃなくて! ジータを離しなさい!」
ルリア「はわわ~」ヒュゴォォォ
カリオストロ「だめだ! 今のルリアはこの世界の全ての胸を吸い尽くすまで止まらねぇ!」
ルリア「飲ませよ、この身の乳を肥大化せしめる、この巨乳を」ヒュゴゥ
クラリス「いやぁぁ! やめてぇぇ! うちのはじめてはジータにぃ!」
イオ「一体何が起こってるの!?」
ロゼッタ「よくわからないけれど、イオちゃんの出番よ!」
イオ「ええ。一緒に行くわよロゼッタ!」
ロゼッタ「ふふっ、いつでも行けるわ」
イオ「こらぁルリア~! 少し頭冷やそうか~! インヴィテーション・ガスト!」
ユグロゼもすこだけど、イオロゼはもっとすこなんだ
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