FIFAがフォートナイトから学べることという記事がアップ、が掲載中。バトルロワイヤルが大ヒットしている中で、FIFAにもその運用やノウハウを伝授できるものといえるのかといえそうで、その辺は記事をじっくりとチェックしてみたいところですよね。
EA Sportsが誇る長寿サッカーゲームはEpic Gamesが生み出した大人気バトルロイヤルゲームから何を学べるだろうか?
時計の針を2017年9月後半まで巻き戻そう。
当時、サッカーファンとゲーマーは同年最大の話題作のひとつ、『FIFA 18』のリリースを心待ちにしていた。しかし、『FIFA 18』がリリースされる3日前、現在世界中の人たちがプレイしていると思われる、あるゲームをEpic Gamesがリリースした。そう、『フォートナイト』だ。
結果的に『FIFA 18』はまたも大ヒットとなった(英国では2018年4月現在もトップ5に位置している)が、『フォートナイト』は世界的な一大現象になった。
リリースからわずか2週間で1,000万人がプレイし、2018年3月にはその数が4,500万人にまで増え、TwitchストリーマーのNinjaがDrakeやTravis ScottとプレイしてTwitchの『フォートナイト』視聴者数記録を更新した。このゲームの人気は凄まじく、今やプレイしたことがない人たちさえもダンスエモートをするようになっている。
では、『FIFA』シリーズは『フォートナイト』から何を学べるのだろうか? 『フォートナイト』には愛すべき部分が数多く存在し、今の人気を踏まえれば、シューターだけではなく他のゲームにも影響を与えていくはずだ。
今回は、EA Sportsの長寿サッカーゲームシリーズが今をときめくマルチプレイヤータイトルから学べる部分をいくつかピックアップしてみた。
1:バランスの良いゲームプレイで新規プレイヤーを獲得
『フォートナイト』の成功のカギは、バランスの良さにある。このゲームでは、プレイ時間の長短を問わず、誰もが同じツール・武器・建築ルールに従わなければならない。
当然ながら、『FIFA』シリーズは多少異なる。キャリアモードとFUTでは能力の高いサッカー選手がその能力が反映された形で収録される必要がある。
しかし、他の部分、たとえばプロクラブでは、選手のスタッツを平均化できるオプションが用意されれば互角の勝負が生まれやすくなる上に、アクセシビリティも高まる。これが実現されれば、『FIFA』シリーズに新規プレイヤーを呼び込むことになるだろう。
2:フレンドとのプレイをプッシュ
『FIFA』シリーズには、シーズン(協力)やプロクラブなど、友人とのプレイが楽しめるオプションが豊富に用意されているが、ここには改良できる余地が残されている。キャリアモードとUltimate Teamは特にそうだ。
『フォートナイト』はフレンドと一緒に楽しめるオプションを様々な形で用意している。Epic Gamesのこのバトルロイヤルタイトルには、チャレンジやXPブースト、クロスプラットフォーム対応などが用意されており、デュオとスクワッドもソロより魅力的だ。
3:スキン系報酬を大量に用意
『FIFA 18』のUltimate Teamにはデイリー&ウィークリーチャレンジが用意されている。
しかし、Epic Gamesはこの部分をさらに進化させており、『フォートナイト』にチャレンジ完了の報酬として大量のスキンアイテムを用意している。一方、Ultimate Teamの報酬は予想しにくい。
『FIFA』シリーズには、間違いなくユニークなスキン系報酬(ゴールセレブレーションやスタジアムデザインツールなど)を提供できるポテンシャルがある。『フォートナイト』からこのようなデイリー&ウィークリーチャレンジの報酬について学べば、高い人気を誇るようになるだろう。
4:期間限定モード
『フォートナイト』の期間限定モード(50 v 50やブリッツなど)は、2017年に実装されて以来高い人気を獲得している。
また、重要なことに、これは革新のためのスペースも作り出しており、Epic Gamesはこれらのモードを通じて、強力な武器や短めのプレイ時間などがゲームにどのような影響を与えるのかをテストしている。
『FIFA』シリーズもこのコンセプトを流用して、FUTチャンピオンズのウィークエンドリーグなどファンが気にしている部分や新しいゲームプレイのアイディアを色々と修正することができるはずだ。いずれにせよ、『FIFA』のリプレイバリューを高める助けになるだろう。
5:ゴールセレブレーション
過去数ヶ月に渡り、現実世界のサッカーシーンで活躍するスター選手たちが『フォートナイト』のダンスエモートを真似ている様子が確認されている。
『フォートナイト』のダンスエモートの多くはオリジナルではないが(たとえば、フロスダンスはあの有名な “Backpack Kid” のInstagramの投稿が元ネタ)だが不思議な魅力があり、世界中から注目されている。
『FIFA』シリーズのゴールセレブレーションの多くも『フォートナイト』のダンスエモートと同レベルで笑えるものだが、ダンスエモートほど注目を集めておらず、中には何年も使い回されているものもある。
もちろん、現実世界で使用されているゴールセレブレーションが優先されるべきだが、イノベーションを持ち込むスペースは残されている。
・・・としていて、創意工夫とノウハウを駆使していろいろとアプローチが可能だというものになっており、その辺はEAも業界のトレンドを読み解いているでしょうからそのあたりはどう考えているのかといえそうですね。
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