925 おさかなくわえた名無しさん 2007/03/19(月) 14:20:53 ID:ZV2l2/ld
もう22年ぐらい前になるが、うちの爺さんの話なんだが聞いてくれ。
自衛隊の駐屯地や演習場が近場にゴロゴロあるあたりに一緒に住んでた。
夜中になって爺さんが妙な布包み持って家に帰ってきた。
その中身にうちの一家の茶の間は凍りついた。黒光りする鉄の塊 64式自動小銃 
簡単に言えば自衛隊さん用の鉄砲。
弾や弾倉はついてなかったけれど一般生活でなじみの無いことは一目瞭然
軽トラで県道走ってたら妙な棒切れが落ちてるの見つけて
あぶねぇがら拾ったらコレだったと淡々と語る爺ちゃん。
爺ちゃんが明日の朝に交番に届けようと言う中、
妙な機転を利かせた親父は、すぐさま爺ちゃんを連れて
あえて交番をスルーして自衛隊の駐屯地へこの落し物を届けに行った。
だいぶ長いこと帰ってこなかったが、その間、爺ちゃんは神か仏のように
自衛隊の上官などに感謝され続けたらしい。
特に親父が余計な騒動になる前に銃を"直接"届けてくれたことで
新聞社等に知られることなく事態が収まったことが
ことのほかありがたがられ、
帰り際には「敷地出るまでもう何人の人間から敬礼されたか覚えてない」親父談
だったそうな

その爺ちゃんも5年前に亡くなったけど、通夜と葬式に
駐屯地の偉い方がわざわざ来てくれていたのにはさすがに驚いた。