2300万台の普及を誇る3DSの今後の有効活用方法はないかというコラム記事が掲載中。携帯ゲーム機としては不動の地位にいますが、比較的低年齢層が多く所有していたため、世代交代を迎えてしまったのかというところも気になる部分になってきますね。
2011年にデビューした3DSは現時点で国内だけで2300万台以上が売れていて、携帯ゲーム機としては不動の地位を築いていますが、今後の3DSのソフト発売予定表を見ると、6月に寿司ストライカー、7月に進め!キノピオ隊長、8月にメイドインワリオゴージャス、世界樹の迷宮Xとあって、その後が全くの白紙状態になっていて、2018年にルイージマンション1が出るというのが発表されていますが、今後不透明さが感じられるものといえますね。
世界の祭典E3ではスイッチオンリーでビデオダイレクトが進行しそうですし、そういう意味では海外限定で展開されているニンテンドーセレクトなどの低価格廉価版を用意してもいいのかもしれないですね。それらソフトを再販売する手もありですし、埋もれている作品にスポットを当てる意味合いもありそうです。
任天堂としてはスイッチの2台目を用意していて、完全に路線はスイッチに切り替えつつあるものであって、ソフトの開発体制もスイッチに比重を置いているのは間違いないでしょうね。スイッチの場合、据え置き機でもあり携帯機でもあるので、そういう意味では、今回のこの流れからして、3DSは将来的にフェードアウトしていく方向に持っていくのかもしれません。
スイッチが将来値下げがあれば、完全に3DSの後釜になるのは間違い無さそうで、現状では戦略が見えないですが、任天堂としても資源を統一して、スイッチ1本で行く可能性も大いにありますね。ただし、その辺を考えても、普及台数で圧倒している3DSはもう一花咲かせられないのかというものがあって、国民的ソフトが出ることももう無さそうですし、任天堂タイトルがぽつぽつと2019年も継続していくことは間違いないでしょうが、海外でも延命措置を取っているだけに、海外の場合だと完全にお子様向け路線なので、そういうはっきりとした割り切り方があるので、これから出る作品もそういう趣向性が強いものになっていくかもしれないですね。
海外でも多くの3DS本体が売れていて、また先ほど取り上げたニンテンドーセレクトという低価格の廉価版を出したり、同梱パッケージも発表していますから、まだまだ売っていく姿勢は崩していないので、携帯ゲーム機の未来は任天堂も読めないのかもしれないですが、3DSで本当に終わってしまうのか、スイッチのようなハイブリット機が今後は主流を占めていき、携帯機1本というスタンスは終了してしまうのかなど、もしくは、低年齢層ゲーム機として10年以上の長寿を誇るハードとして君臨していくのかなど、市場の動向を見ながらの判断が続くのかといえそうですね。