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お召し列車 続・妄想的日常

続・妄想的日常

おかえり。 
99 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2018/05/27(日) 16:33:42.86 ID:ALr3Q4nH.net
小学6年生の夏、那須の田舎に帰ったときのこと。
5日も経つと流石に子供でも遊び疲れて、お庭で水遊びや虫取りという活動範囲になっていた。
それでも、昼過ぎに麦わら帽子を被って、家から見える東北本線の線路を越えた先にある
田んぼに行こうと思い立つ。
いとも簡単に目的達成したので、ちょっと先にある小さな神社に参拝して、さあ帰ろうとなった。
遠くから何時もとは違うペースで重たい様な電車の音が聞こえてきたので、見通しの良い所に走る。
「お召し列車」
子供ながらに「生」を初めて見たので気分が高揚、あぜ道から手を振り続けた。
すると、車内の年老いた夫婦が、私に気付いて手を振り返し続けてくれた。
通過後、急いで家に帰ると祖父母が居たので話したら、昭和天皇と香淳皇后。
とても名誉なことを独り占めしたことの嬉しさもあったけれど、
誰も歩いていない、緑多い単調な景色、ちっぽけな私に気付くことや
ちゃんと答礼する姿は不思議というか凄いなあと思っている。


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