任天堂が参入を発表していたQOL事業ですが、
プロジェクトが終了するかもしれません。
●日経がQOL事業について報じる
任天堂が参入を発表していたQOL事業に関して、
共同開発をしていたパナソニックが共同開発からの離脱を通告したと
日経新聞が報じています。
「QOL」は、Quality of Lifeの略称、任天堂のQOL事業は
2014年に参入を発表していました。
第一弾として発表されたものは「健康」をテーマにしており、
「睡眠と疲労の見える化」するというコンセプトのサービスでした。
ベッドの横に「QOLセンサー」を設置し、マイクロ波の
非接触センサーで体の動きや呼吸、心拍などを自動計測。
そのデータをQOLクラウドサーバに送信して、データを分析、
睡眠状態と疲労状態を見えるようにするというものでした。
送信されたデータを解析してユーザーに適切なアドバイスを行い、
ユーザーはアドバイスをもとに運動や食事の改善に取り組みます。
そのようなコンセプトの製品とサービスが行われる予定だったのですが、
現在のところ具体的な商品は出てきていません。
ただ、去年の段階でもQOL事業そのものは継続されているようでした。
しかし日経の報道によると共同開発を行っていた
パナソニックが離脱を君島社長に通告したとのこと。
このことでQOL事業の議場かは遠のくことになったものの、
中国や台湾のメーカーに呼びかけを行っていると報じています。
日系によると君島社長は15年の岩田社長急逝後の会議にて、
唯一QOL事業継続を訴えたそうで現在でも枕元に試作機を置いて、
みずから睡眠データを蓄積しているとも伝えています。
発表からそろそろ4年になる任天堂のQOL事業。
特に動きも見えてこない中での今回の報道は事実なのかどうか
わからないところではありますが、QOL事業は開始されるのでしょうか。
まあひっそり終了したとしても、
それはそれでしょうがないかなって気もしますけどね。
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日経新聞
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